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14:私をずっと見てて、気づいてよ ページ14

素直になれないわけじゃない。バレたくないだけなんだ。


「みなさんお騒がせしました。」

「服が赤くなってたのは…また鼻血出たのか?」

「あっはは、そうなんですよー。ホントに参ります。」

「ねぇ、A…君泣いたの?」



悲しそうな…心配そうな顔をする。ねぇ、太宰くん…そんな顔しないでよ…。


「へ?何言ってるの太宰くん?泣いてないよ?目を掻きすぎたんだよー。目が痛くてさあー。」




私の頬に触れて、赤くなった目の下を親指で撫でる。



「だ…太宰くん?ど…どうしたの?」

「まぁ、そう言う嘘…ロボットと言うか人形にしては…上手く付けたんじゃない?」

「太宰くん…そうでしょー?でも、その嘘はホントなんだよー?あはっビックリする?と言うかしたでしょー。」

「はぁ…もう良いよ…心配して損したよ。そうだよね。ロボット、人形が泣くわけじゃないよね。」




と私に言う太宰くん。ズキリ…ズキズキ…痛い…痛いよ…太宰くん…。与謝野さんはビックリ顔…それから太宰くんを少し睨みつけたように見えた気がした。



「太宰…アンタ…。」

「与謝野さーん、私なら大丈夫ですよ。ホントのことなんですからあー。」

「でも…。」

「あはは、太宰くんもごめんねー。せっかく心配してくれたのに…。」




でも、太宰くん…心配してくれたの凄く凄く嬉しかったよ。壊れたロボット、人形は人間になろうとしてるんだ。
私が心の蓋を外したら…太宰くんはどうする?もっと嫌になる?側にいたくなくなる?





ねぇ、貴方はどうする?どうなる?

15:この愛、見捨てないで→←13:何気ない言葉が



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人生楽しんだもん勝ち - めちゃくちゃ泣きました、こんなに泣いたのは久しぶりでした。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年8月3日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
シュメール人 - なんか、、やばい、、、、、 (2021年5月18日 1時) (レス) id: b636df43a5 (このIDを非表示/違反報告)
- コメント失礼します。凄く感動しました。素晴らしい作品を有難うございます。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 43b5f5b23e (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 占ツクみて何年も経ちますがこんなに泣いたの初めてです…最高の作品でした!!本当にありがとうございました。 (2020年5月3日 23時) (レス) id: 0ebbee04e8 (このIDを非表示/違反報告)
- 泣きすぎてやばいです!呼んでいた1時間があっという間でした!本当にありがとうございました! (2020年1月4日 2時) (レス) id: 29d08050fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月6日 2時

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