大好きな彼、大切だから。【あほの坂田】

もうすぐ会えるね ページ35

Youside



予定日から1日経った日、私に陣痛が来た




幸い優に録音や仕事は入ってなく、すぐに病院へ電話してくれ、陣痛の間隔が遠いうちにタクシーで病院に向かうことが出来た




『………………ッ…痛い……』


間隔が遠いとはいえ、陣痛が来れば痛いものは痛い


あまりに痛すぎて痛いという単語しか発せない私の腰を優はただひたすらにさすってくれている



「痛いよなぁ……」



私は痛すぎて息みたいのにいきめないもどかしさから心が折れそうになっていた


『優ずっと付きっきりだしちょっと休んでもいいよ？』




「あほか俺だけ休むなんて出来へんやろ」



『そっか。ありがとう』


そう言うと私の手を握ってくれ、その温もりでやけに安心した



そこからまた数時間、陣痛の間隔も徐々に近くなってきた


『……！！あ゛あ゛あ゛あ゛あ痛い…！んんんんｯｯ』


パシャッ


突然来たこれまでとは比べ物にならない痛みと共に、破水したのだ


『はぁ…はぁ…』


「破水したな」


と、優がナースコールで助産師さんを呼んでくれた。さすが元医療従事者だけあって彼はいつも冷静でいてくれる



助産師「失礼します〜。おっ破水したかな？ちょっとお産の進み具合見させてね！」


『お願いします、』



助産師「うん、だいぶ進んだね！お母さんここまで陣痛頑張りました！ここから分娩室に移動して赤ちゃんを産みましょう。」



『もういきんでいいですか……』




助産師「もちろんだよ！」



もういきんでいいと思うとちょっと元気が出てきた



助産師「私達も最後までサポートするのでお母さんもお父さんももう少し頑張ってね、！」



『ありがとうございます！』


「ありがとうございます！」



助産師「じゃあ分娩室までの車椅子持ってきますね」



「A長いこと陣痛よく頑張ったなあ……もうすぐパパとママやで」



『早く会いたいねぇ……』




もうすぐ、お腹の子に会える




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10万hitありがとうございます！幻かと思いました！幻〜！(IKKO風)

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