【うらたぬき】薔薇の隣で。/白椛 ページ8
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『A女帝の"
そう世界の果てまで広まるのに、２４時間も必要なかった。
***
まずはじめに。みんな知っているとは思うが、一応確認しておこうか。
この世界には、２種類の人間が存在する。
１種は、普通に産まれて、普通に成長し、普通に死に逝く『平民』。
もう１種は、普通に産まれて、ある時を境に成長を止め、やがて老い逝く『皇族』。
『皇族』の発生周期は不明であり、その出現も稀である。ただ一つ、確かに言える事は、『皇族』は総じて有能であり、大陸全土を統べる程の手腕を持っているという事。故に『皇族』は、『皇帝』若しくは『女帝』となって世を治める。
特に今代の『皇族』、A女帝は歴代の中でも頭一つ抜きん出て優秀であった。その治世は長く、約３０年程。実に、他の『皇族』の２倍の長さである。
艶やかでありつつも、純真無垢な少女のような容姿から、世界に『
***
「良いな、浦田。既に、次代の準備は出来ている」
「……はい。全ては、手筈通りに」
夜風に紛れる囁き声に、俺は是を返した。
***
退位した後の『皇族』は、総じて行方知れずになっている。幽閉されているだとか、"老"によって朽ち果ててしまうだとか。様々な噂が流れているが、その真実を『平民』は知らない。
だが、その真実を
***
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なのなの-VII(プロフ) - 以前から気になっていたのですが、時間がなく、やっと拝見させていただくことができました。私の少ない語彙力では、気持ちを全て伝えることができないことが悔しいです。なので、一言だけ。とても、素晴らしかったです。 (2019年12月9日 23時) (
レス) id: 3d69e77dfd (このIDを非表示/違反報告)
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