帝光に転校して来たクール女子は本当は暗殺者で…ワンコでした☆【暗殺教室×黒子のバスケ】ー Part3!! (ページ32)

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【3桁達成記念番外編!!】親にだって青春はあります。ページ32

夏輝side

開けたドアの前にいたのは間違いなくアリアだった。

ｱﾘｱ「なつ…き…」

しかし彼女は今にも倒れそうなくらい傷だらけだった。

ｱﾘｱ「親にね、夏輝のことばれちゃったの…それで止めたんだけどね、ボロボロになっちゃった」苦笑

夏「!!」

ｱﾘｱ「でも安心して!!私が止めた!!」ニカッ

初めて見せた笑顔は純粋で、とても人を殺してきた人とは考えられない、綺麗な笑顔だった。

夏「アリアは俺を殺そうとしてるんだろ!?じゃぁなんで!!」

ｱﾘｱ「私はどうやら夏輝のことが好きらしい…」

え…アリアが…俺のこと？

夏「アリア…俺m

ｱﾘｱ「言いたいことはそれだけだ。最後に言えてよかった。ありがとうな。今まで。」

アリアの目には大粒の涙の粒が1つだけ輝いていた。

夏「アリア…にげようか。」

ｱﾘｱ「は…？」

夏「アリアが被せたから言えなかったが俺もお前が好きだ。親がどうとかどうでもいい。後で説得すればいいだろう。」

ｱﾘｱ「私の親は良いとしても夏輝の両親はなんと言うか、分かってる。」

やっぱり心配している。
ここまで通いつめて両親が知らないと思うところさえいとおしく思える。

夏「俺の両親はアリアの事気に入っている。暫くは別荘を転々とすれば問題ないだろう。」

暫くして俺達は結婚。アリアのお腹のなかには既に新しい命が宿っていた。アリアの両親には報告という形で会いに行った。

ｱﾘｱ「父さん、母さん、私、結婚に今から反対したら2人だろうが殺すから。」

ｱﾘｱ父「別に勝手にしろ…しかし忠告しておこう。産まれてくる子供は普通では生きられないぞ。」

ｱﾘｱ母「それでもいいなら。いいわよ。おめでとう。アリア。夏輝さん、娘を幸せにしてやってください。」ニコッ

俺の両親にいたってはもう孫バカぶりを発揮してやがる←

…そして1月の寒い朝に娘が産まれた。

夏「お疲れ様、アリア。かわいい女の子を産んでくれて。」

ｱﾘｱ「水くさいなぁ…でさ、名前どうしようか。」

夏「世界社会を表からも裏からも担っていく事になるだろうから素敵な名前にしよう。」

ｱﾘｱ「…A。Aってどう？」

A…Aか。

夏「A、いい名前じゃないか。A、お前を立派なレディに育ててやるからな。」

貴女side

という長ったらしい話を聞かされた。
あ、お祖父様とお婆様はどっちもとっても優しいから大好きだよ♪
そしてこんなドラマチックな出会いをしたわたしの両親も…大好きです。