. ページ34
阿部side
『いくらなんでも遅い...』
9人の男達が揃いも揃ってソワソワしているのには
ちゃんと理由があって。
今日はマネージャーさんが事務所で会議の為
自力で日生劇場まで来ないといけない日なんだけど...
10時集合で今は10時5分。
それなのにAだけが一向に現れない。
さっきからふっかや康二、目黒が
Aの携帯に電話をかけているが応答はないようだ。
佐「Aが遅刻って珍しくない?」
舘「珍しいどころか初めてだよ。」
照「2人が自粛を発表した次の日だし...心配だな..」
深「...Aの家に行くほうが早いかな...」
翔「普通に寝坊かもしれないのに
サウンドチェックすっぽかして家まで行くの?」
康「確かに...」
ラウ「...あの..」
みんなでどうしようかと悩んでいると
小さく手を挙げたラウール
『ん?どうしたの?』
ラウ「実は...昨日、Aちゃんを追いかけて楽屋に行った時に...Aちゃん、楽屋の隅で過呼吸になって震えていて...」
蓮「え?」
ラウ「それでリーゼ?でしたっけ...
薬をシート1枚半...一気に...」
『え...』
深「はぁ!?
なんでもっと早く言わないんだよ!!」
翔「ふっか!」
ラウ「ごめんなさい...っ..
Aちゃんがいつもこんな感じだからって...
その時、頭が真っ白になっちゃって...
Aちゃんが言うならそうなのかなって...
それにAちゃんから、みんなに絶対に言わないでって強く言われて...」
話しながら涙をポタポタ零すラウールを
ギュッと抱きしめてやる佐久間。
深「早く行かないと!!!!」
照「ふっか!落ち着け!!
阿部と目黒で行ってきてくれるか?
リハ順的にそれが一番いいだろうから。」
『分かった。』
蓮「了解っす。」
佐「スタッフさんには伝えておくから。
ここからならタクシーの方が早いっしょ?」
『あ...でも住所わかんないわ。』
舘「あ!俺、住所送ってもらった。」
『お、じゃあそれ送って。目黒、行くぞ。』
.
.
.
.
タクシーで移動中も最悪の想定が頭を駆け巡り
なかなか落ち着かない俺とは違い
冷静な目黒が重要なことに気がつく。
蓮「Aちゃんのマンションに入れても
家の鍵持ってなくないっすか?」
『あ...』
蓮「事情を話して開けてもらうしかない。」
『そうだね。...大丈夫だよな..』
不安で、不安で、仕方なかった。
3600人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるくてぃー(プロフ) - 雪那さん» コメントありがとうございます^ ^ばっちり覚えました!移行、成人のお祝いもありがとうございます^ ^1月はゆっくり更新になりますが頑張ります!これからも雪那さんの温かいコメントを待っています!これからも沢山コメントをいただけると嬉しいです^ ^ (2020年1月13日 10時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - 覚えてくださってて嬉しいです。いつも語彙力ないですが、感想が溢れてしまうくらい本当に大好きなんですよー! ここに書くのもあれですが、移行おめでとうございます。そして、成人おめでとうございます!学校生活等々大変かとは思いますが頑張ってくださいね。。 (2020年1月13日 2時) (レス) id: f2db21a162 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - Mikirangeさん» コメントありがとうございます^ ^大好きと言っていただけて、とても嬉しいです!しばらくゆっくり更新が続きそうですが...とりあえず頑張ります!これからも宜しくお願いします(*^^*) (2020年1月9日 7時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
Mikirange(プロフ) - みるくてぃーさんの小説大好きです!いつもドキドキしながら読ませて頂いてます。学業大変だと思いますが頑張って下さいね!次の話も楽しみに待ってます(^^) (2020年1月8日 8時) (レス) id: eda74efe16 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - 雪那さん» コメントありがとうございます^ ^以前もコメントしてくださいましたよね?丁寧で温かい感想をいただけて、とても嬉しいです!そして素敵なお言葉までいただけて本当に幸せです^ ^これからも宜しくお願いします(*^^*) (2020年1月7日 0時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年12月10日 21時