10人目は頑張り屋さん4

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これまで誰に何を言われても家を教えなかったのは
突撃で訪問されたら困るからだった。



お父さんとお母さんの仏壇もあるし
私が不安定になった時に物を投げまくった代償で
床が派手に傷ついている部分があったりで
事情を隠しているうちは誰も近づけたくなかった。



でもSnowManのみんななら
過去も知っているし、病気のことも知っている。
床についている傷だってきっと理解してくれるだろう。



みんなのことを心から信用しているし
何よりせっかくみんなが楽しみにしている食事会を
延期にすることが嫌だった。
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舘「じゃあ俺と康二と...荷物持ちで照と目黒！
俺らは買い物してから合流する感じでいい？」




『うん。
住所はLINEで送っておくから、それ見てきてね。』





照「分かった。」




マネージャーに頼んで
スーパーの前で4人を降ろしてもらい
残りのメンバーはそのまま車で私の家に向かう。



深「ねー、齋藤さんはAの家知ってるの？」



齋藤「僕はマンションだけ知ってます。
でも部屋番号とかは知らないです。」



佐「時田さんは？」



時田「俺もマンションだけ。
逆に誰が部屋番号まで知ってんの？」



『滝沢くんとジャニーさんだけかな？』




齋藤さんは入社3年目の新米マネージャーさん。
時田さんは35歳と若くしてSnowManのチーフマネージャーを担当している敏腕マネージャーさん。

ちなみに時田さんはHiHiが出来た時からの付き合いだから、もうすぐ5年の付き合いになるのかな？




ラウ「え...ここに入るの！？」



翔「デカッ！」



深「ホテルかよ...」




マネージャーさんに預けている
カードキーを差し込んで駐車場に入っていくところで
車の窓から外を見て驚いている3人。




『あ、駐車場に入れちゃっていいよ。
私の車、車検に出してて今ないから。』





時田「ハイエース入る？」





『大丈夫。
そこの角を右に曲がって、6A-2がウチの駐車場。』





齋藤「え...これ、ヴォクシーなら2台余裕ですよね」





『よくジャニーさんが私の車の前に
大きい車を止めていたから入るんじゃないかな？

さて、行きますか。』





地下駐車場は自分で言うのもあれだけど
なかなか広い。




ここはタワーマンションと違って
戸数が少ないから落ち着いていていいんだよね。




24時間コンシェルジュ駐在で
ドアマンもガードマンもいる。



俗に言う、超高級マンションなんだ。

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