私は静かに学校生活を送りたい (ページ31)

今日:9 hit、昨日:55 hit、合計:143,020 hit

音が23 ページ31

何故？何故、この声の主は、私を知っているの？

私は、知ら....な..いはず...なのに........？

なんで......？

疑問が五つ

＜会わなきゃいけない＞

この、声の主たちに

謎の使命感が出た

お兄様の命令に背くと、どうなるか、私が一番知っている

私が一番感じている

でも、会わなければいけないと本能が言っている

早く、早く

バンッ

「?!?!」

私が開けると、部屋に沈黙が流れた

驚いた顔のみんな

さっきの声の主は、この男性たちだろう

私は、会ったことがある.....?

このあと、私は、どうしようという、行動は考えていなかった

会わなければいけない以外、考えてはいなかった

義兄「A、部屋に居ろと言っただろ！！！」

貴「ごめんなさい、でも、(義兄「でもじゃない！！！」私は、
　この方たちに会わなければいけない気がしたのです」

お兄様に抗ったのは、今回が初めてではない気がした

一人が言った

？「Aちゃん、その傷、どうしたの？」

？「Aちゃん...?大丈夫...じゃないよね...」

？「俺のせいで、ごめん...」

？「A.....」

”俺のせいで”？

私は、この人のせいで何かがあったの？

貴「...貴方たちは、誰？」

聞くと、何かが分かる気がした

？「え..僕、まふだよ....?」

？「そらる」

？「歌詞太郎だよ...」

？「天月...!」

？「覚えてないの....？俺、優」

？「渉...!!!」

全員の顔を見た

近くでお兄様が聞くなとか言ってきたけど、無視をした

貴「...わからない..でも、聞いた気がする...」

義兄「残念だな、お前ら。Aは憶えてないみたいだぞ」

お兄様は、この人たちと仲がいいの？
なんで話させてくれないの？

なにが、あるの？

疑問が六つ

そ「時雨」

ぽつんとそらるさんが言った

ジジッ

頭で雑音(ノイズ)が鳴る

時雨...?

なんだろう、この名前は、大切な気がする

ま「思い出してよ！！！Aちゃん！！！」

まふさんが叫ぶ

わからない.....

無言で優さんと渉さんがたぬきのキーホルダーをみせてきた

トンッ

手になにかが当たった

それを見ると、二人が持っていたものと同じだった
お揃い？持ってたっけ？

それを見かねたお兄様が私のキーホルダーを取ろうとする

貴「お兄様ッ....やめっ....ぁっ.....」

キーホルダーは、あっけなく取られ、ごみ箱に入れられた

なんとなく、そのキーホルダーも大切な気がして、
ごみ箱を漁り、取った

そして、なんとなく、二人に向かって、笑ってみせた