色んな人に愛されて２【HUNTER×HUNTER】 (ページ1)

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Part５１迷いページ1

そして私達はレストランを出た。

ゴン「ちょっと俺、トイレ行ってくるよー！」

キルア「ん。行ってらー。」

私は蜘蛛のみんなに会うことをまだ少し恐れていて、キルアを連れ暗い路地に入った。

そして私は暗い顔でこう言った。

貴方「キルア…どうして私なんかに優しくするの。まだ分かんない。私…私、キルアを見捨てて行ったのに。」

そう、私の中にはまだ迷いがある。

小さい頃から私は人に好かれない。誰も助けてくれない。そんな想いで生きてきた。

だから言葉を信じることが苦手だ。

キルア「まだ信じられないか」

やっぱり…

キルアはここで私を見捨てて…

消えるんだ。

だって、いつもそうだったもん。

次の瞬間、キルアは私の顔を上げて唇に何かを重ねた。

……………!!

そしてキルアは離れるとこう言った。

キルア「これで分かったか？」

キルアは笑って言った。続けて私の考えを見抜いたように言った。

キルア「俺はAを見捨てたりしないし、Aの前から消えもしない。だから、俺を信じろよ！」

世はこんなにも輝いていたのか。と改めて思わされた瞬間だったのだ。

私を捨てようとしなかった人間は

キルアが初めてだ………………!!

貴方「ありがとう」

今の私からの精一杯の”ありがとう”だ。