参拾ーLet's go to Osaka! ページ17
{ASide}
『棘くんと会えないの辛い…。もちろん、皆とも会えないのも辛いけど…。』
真希「最近それしか言ってねーな。」
今日は、女子2人でお昼を食べている。
男子2人は日帰りの任務だ。
『それにさ、明日から3日間の大阪任務だよ?
京都校に任せりゃいいじゃん…。』
大阪に行けるのは良いんだけどさ。
真希「あと2週間で海外なのにな。」
『本当、あの爺どもが…。速攻で終わらせて、皆と遊びまくりたいわ…。』
明日からの任務を速攻で終わらせる気は十分だった。
・
翌日。
朝8時、私専属の補助監督の皇さんと、校門で待ち合わせ。
『少し早く着きすぎたかな…。』
待ち合わせ10分前。明らかに早すぎだと思った。
…ところが、いつまで経っても皇さんは来ない。
皇さんは真面目だから、どこぞのバカと違って5分前には来てくれるのに。
もう、待ち合わせの時間から5分過ぎた。
電話しようと思って、彼の連絡先を探す。
えーっと、「す」「す」「す」…
?「A!!」
遠くから私を呼ぶ声がする。
悠々と近づいてきた、その声の主は。
五条「待った?」
どこぞのバカ本人だった。
『え、何で兄さんが居るの…?』
五条「さ、行くよ!Let's go to Osaka!!」
そう言った兄さんは、私の腕を引っ張る。
無駄に発音いいな。
『は?はぁ?』
五条「ほら乗って!」
いつも任務で使われる送り迎えの車とは、明らか違う車に乗せられる。
『外車!?え、ちょ、兄さんが運転するの!?』
五条「そりゃあそうだよ!僕完璧だから!!」
性格以外は、だろーが!?
五条「では、東京駅に出発ー!!」
『ちょ、ちょっと!!』
置いてけぼりにしないでよ!!
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作者名:澪花 | 作成日時:2021年1月7日 19時