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「 ねえ天宮くんからバレンタインのお返し貰っちゃったどうしよう！！ 」
廊下から聞こえてきたその言葉で私の眠気はどこかに飛んでいく。
今天宮くんって言った……？聞き間違え、じゃないよね、
聞き間違えであってくれと廊下の方を見てみると、そこには1年の頃から天宮くんにアプローチをしていた可愛い女の子がラッピングされたクッキーを友達に見せながら飛び跳ねていた。
……天宮くん、付き合っちゃったんだ
可愛い子だなあ、私じゃ足元にも及ばないよ、
いつもより水分を多く含んだ目を見られたくなくて、眠気なんてもうこれっぽちも無いのに教室の窓側一番後ろ、私の机に勢いよく突っ伏した
一ヶ月前に経験した気持ちとは少し違くて自分でもよく分からなかったけれどただただ悲しかった。
好きな人の幸せだから喜ばなきゃいけないはずなのに、おめでとうって思わなくちゃいけないのに、そんな事をすぐにできるほど私は大人じゃなかった
その日の授業は半分以上覚えていない。休み時間何して過ごしたのか、誰と何を話したのか、何も覚えていなかった。
ただ廊下や教室で天宮くんが視界に入らないように必死だった。
視界に入ってしまうとどうしても視界が滲んでしまうから
生憎、私は今日の日直担当でもう1人の日直担当は学校を休んでいた。
早く帰りたいのに二人分の仕事を一人でしなければならなくて、また涙が出そうになるのを何度も抑えながら放課後の誰もいない教室で残っている作業をしていた。
本日何度目か分からない涙が出そうになる衝動を抑えていると廊下から慌ただしい足音が近づいてきた。
やだ、涙目見られたくない、この教室に用がある人じゃありませんようにと願いながらドアの方を横目で見る。
すると視線の先のドアが動き慌てて顔を伏せようとしたが私の体は動かなかった。
だって私の視線の先に居たのは
「 天宮、くん 」
私が今一番会いたくなくて一番会いたい人だったから。
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雨上がりのcrew(プロフ) - ところで、甘味没収のときのセンラさんは夢主ではなく他の人と結婚をしていたのでしょうか、、、？隠し持っていた結婚指輪と書いてあったので、、、 (2019年7月16日 0時) (
レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月16日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
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