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そしてホワイトデー当日。
俺らはこれまた毎年恒例で一緒にご飯を食べに着とる。
ここ数年のバレンタインとホワイトデーは、こいつとずっと過ごしとるなぁ。
「ん？まーしぃどうしたの。なんか今日ぼーっとしてるけど。」
「いや、なんでもないで！」
「そう？にしてもおいしいね、この店！」
「せやろ？友達の紹介なんやけど…Aが気に入ってくれてよかったわ。」
店を紹介してくれたのはうらたん。
少しこじゃれた鉄板焼き屋だ。個室になっているあたりうらたんらしい気遣いがある。
ぼーっとしてるわけやないし、ちょっと緊張してるだけやし。
「ん〜！！これもおいしい！！やっぱ東京来てよかったわ！」
「せやな。」
「にしても、まーしぃも東京来るっていうか、着てるって知った時は驚いたわ。」
「そうか？俺の方が意外やったけどな。」
「いや、しかもやってること…すごいよね、好きな事仕事にしてるって！」
「それ、Aもやろ。」
こいつ、幼馴染のAの職業はイラストレーター兼デザイナー。
最近では作品と実績が認められたということで、3年前に東京に出てきたのだ。
東京行くって言われたときは驚いたわ…ま、嬉しかったのもあるけどな。
「食べ終わったらどっか行く？」
「そうやなぁ…何か近くに有名なイルミネーションスポットあるって聞いたけど、行くか？」
「行く！！」
「ん、了解。」
喰いついてくれてよかったわ。
そうでもせんと俺、ココで告白する羽目になっとった…。
あー…緊張する、お返しというかプレゼントちゃんと持ってきたよなぁ俺。
「まーしぃ？やっぱ今日変だよ大丈夫？」
「大丈夫やって！！」
「そう？」
「おん。」
慌てて誤魔化す俺を見て、ちょっと怪しんでる気もしなくもないが……
いや、せやかて緊張するやろ？？特に10数年も片思いしていた相手に
絶対叶うことないと思っていた、この関係を終わらせたくないからと
いうことないと思っていた言葉を言うことになるなんて……
「そろそろ、行こか？」
「うん。あれ、お会計は？」
「もう終わっとる。今日ホワイトデーやしな。」
「え！？だってここ結構高……」
「えぇからえぇから、たまにはかっこつけさせてや。」
「…仕方ないなぁ、ごちそうさま！」
そう言って、笑顔を見せてくるAに胸をときめかせながらも
赤くなる顔を隠して、彼女と一緒に店を後にする。
この店から10分くらい歩くと着くはずの公園への道のりはあっという間に感じた。
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雨上がりのcrew(プロフ) - ところで、甘味没収のときのセンラさんは夢主ではなく他の人と結婚をしていたのでしょうか、、、？隠し持っていた結婚指輪と書いてあったので、、、 (2019年7月16日 0時) (
レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月16日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
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