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Aが来たときに鎖を外せば良かった。Aのことだからこうなることは分かっていたはずなのに…

後悔ばかり積もり不機嫌気回りないキルアの耳に着信音が聞こえる。ミルキの携帯に何やら連絡があったらしい

「キル、お前の友達、とうとう執事室まできたそうだぜ」

「そうかよ」

(良かった…)

「ククク、どうするキル?俺がママに頼んで執事に命じれば3人とも…」

キルアの機嫌は先程もいった通り最悪。ミルキの言葉を聞きゆっくりとAを抱き上げ立ち上がる

「ひっ…」

「ミルキ、3人と…コイツに手を出したら…殺すぜ」

(というか下ろしてほしい…)

こんなキルアのことでそんな事は言えるはずもなく黙り混むA。言い返せないミルキを他所に部屋を出ていこうとすると同時に…

「そのへんにしとけ…って、もう終わっておったか」

「ゼノじいちゃん!」

「おや、キル…その娘は?」

「ハンター試験であった友達だよ」

おじいちゃんが現れ恥ずかしそうに目を見開き降りようとするAだがキルアが離さずそのままになる

「ちょっと、キルア。離して」

「そのままじゃ歩けないだろ。じゃコイツ俺の部屋に運んでおくから」

「そうか、キル。もういっていいぞ。シルバが呼んでおるからの」

「親父が?…分かった」

そして扉の前で立ち止まるキルア

「ミルキ…」

「っ…なんだよ…」

「さっきの忠告忘れんなよ。コイツがいる間、部屋に入っても殺すぜ」

釘を差し部屋から出ていく。そして部屋に着くとAをベッドに下ろす

「私、そこまで弱くないから」

「わかんねぇだろ、アイツ馬鹿だし」

服を着ながらそういう。

「というか女子がいる前で着替えるとかデリカシーがなさすぎ」

「別にいいじゃん、お前女子じゃないし。さっきも思ったけど俺を庇うために攻撃受けに行くとか男前すぎんだろ」

「まあ、あれはしょうがなく…というかアイツ。一回、焼き豚にしてやらんと気がすまんッ!」

(コイツだったら本当にやりかねないな…)

「・・・じゃあ、俺、父さんのところに行ってるから待ってて」

とか言って一番コイツを女として見てるのは俺かもしんない…

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れたす(プロフ) - 無くしたペンの話はどうなったんですか? (2016年8月9日 10時) (レス) id: 27b91ac37c (このIDを非表示/違反報告)
アオヤマ - クロロさんでお願いします! (2016年4月17日 14時) (レス) id: 09cc470949 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - クロロに1票お願いします! (2016年1月21日 23時) (レス) id: f3025ef719 (このIDを非表示/違反報告)
リューシュ - クラピカに1票です (2015年3月30日 13時) (レス) id: 2a0feee924 (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - クロロに一票 (2015年2月4日 22時) (レス) id: da02cd0c49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛々 | 作成日時:2015年1月7日 23時

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