【H×H】蜘蛛の緋3

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たいぶ、冷静を取り戻した頭。だけど鎖野郎を見てるとやはり頭の靄が直らない…

そしてギリギリ避ける、ウヴォー。そしてパンチを繰り広げ見事吹き飛ぶ鎖野郎…だが何事もなかったかのように服を払う

「今のパンチ、まさか全力か？」

ウヴォーの額に神経が浮かび上がる。まあ、本気を出していないにしろ筋肉自慢のウヴォーにそれは確実にイラつくであろう

「くくく…面白くねぇ冗談だな。安心しろ二割程度だ。じゃあ次は半分くらいの力で行くぜ」

あの鎖はかなりの念が込められている…それは操作系が具現化系…だけどウヴォーのパンチを受けて無傷と言うことは強化系？…多分、その前者のはず…だが何か引っ掛かる…私が鎖に掛かるとき最後まで気づかれなかった…つまり……これは…

「ウヴォー！！ソイツは具現化系だよ！それに…」

「だからどうした…」

「・・・・・」

まだよくわかってないウヴォー。鎖野郎が具現化ならかなりヤバイ…だが絶対にまだ何か隠してるに違いない…

「だからどうした。次は本気で行くぜ！！」

「だから……！！」

隠を使われてるんだってば！凝をして！！だがもう、ウヴォーの耳に私の声は届いてない…

「ああ、あの脳筋馬鹿！」

クラピカを殴ろうと突進するがそれにしたがって鎖がどんどんウヴォーに近づく。間に合わない……！？

Aは急いで崖から身を乗りだし落ちていく…


もう私は…大切な人を失いたくない！

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