【H×H】蜘蛛の緋3

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「ク…クラピカ…！？」

レオリオと一緒に居なくなったクラピカの姿。もう、てっきり行ったと思っていたから正直、驚きが隠せない

「え、どうしてここに」

「Aとまだ話したいと思ってな。迷惑だったか？」

そう笑いながら言うクラピカ。ズルい。私が断れないの知ってわざと言ってる…

「うん、大丈夫だよ」


「9月1日にはちゃんと来るんだぞ」

「うん…」

その時はもしかしたら…それから私は黙ってしまった。もう何年も離れてたのが当たり前なのにどうしてこんなに寂しいんだろう…

「A」

もう行ってしまうのだろうと上を見上げると左耳をさわられる。くすぐったい…

しばらく我慢していると耳に何やら違和感がある…よく見てみるとピアスだ。緋の目のように赤い石のピアス…

「Aに持っていてほしいんだ」

「でも、これって大切なものじゃ」

「だからこそAに持ってほしい」

その言葉に目頭が熱くなる。ヤバイ、泣きそう…下を向いている私の頭を優しく撫でる

しばらくして落ち着くとクラピカは一回振り返りながら言ってしまった。言いたいことはたくさんあったが声が出なかった


嘘つきでごめんなさい。

ちゃんとケリがついたら貴方に絶対話すから

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