誤解が解けた義眼の女子大生が東都水族館に行く話。【純黒の悪夢】

電話　友達side　※後半お知らせ ページ16

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　ジョディ達に言われて部屋で待機していると、電話が鳴った。





　「はい」




　『もしもし、沙羅ちゃん？』





　聞こえてきたのは、今朝別れたばかりの彼女の声。





　「結衣ちゃん？」





　パイプ椅子に体重をかけながら言う。




　こんなにリラックスしてることが我ながらちょっと恐ろしい。






　「子ども達と水族館じゃなかった？」




　『あ、実はさ………』





　結衣ちゃんが水族館であった出来事を簡単に話す。





　銀髪、オッドアイ、人間離れした身体能力……





　おまけに記憶喪失。





　……少し、怪しいな。




　秀一さんに聞いてみようか。




　もしかしたら組織の一員かもしれない。





　あ、そうだ。




　ふと思いつき、結衣ちゃんに問い返す。





　「ねえ、今コナンくんどうしてる？」





　あの頭の切れる少年なら、何かしら行動を起こしているはず。






　『コナンくん？ ああ、哀ちゃんとなんか喋ってると『結衣さん！ 大変、元太達が観覧車に乗っちゃったみたいなんだ！』え！？』






　途中から割れているコナンくんの声が入る。





　しばし二人だけで会話をしていたようなので、口を近づけて呼びかける。






　「もーしもーし。結衣ちゃん、また後でかけ直すからねー」




　『あ、うん！ じゃあね！』





　慌ただしく話しながら、通話は切れた。












　＊＊





　作者名を変えようと思います。




　新しく『camellia』にすることにしました。





　意味は英語で椿です。椿の花好きなので。





　では、これからもよろしくお願いします！





　4/3 Lily→camellia








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