ぼくら、すんでいーい？【歌い手】【そらまふうらさか】 (ページ6)

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――――――ちらっ

付いてきてないか後ろを振り向く。

来てない、あの喋った場所にたたずんでる…。

これ私、警察行き？あ、死ぬ？？？

子供と喋っただけじゃ、捕まらないかな…。

色々さっきの事考えながらスーパーについた。

買い物かごをとっているもの色々買う。

「こりぇも～…」

「んー、分かったよー。…………え？」

銀色の髪の男の子が背伸びをしながらラムネをかごの中に入れたのだ。

「ちょっと待って。お母さんは？」

「………かってぇ……」

目がうるうるし出した。

質問無視。

泣くな泣くな…泣かれると罪悪感に潰されそうになる……！

「～～～っ、…いいよ一つだけね…買ったら帰ってね……」

「ありゃとぉ！」

ぱっと明るくなった。ぴょんぴょんはねて緑の瞳の子に抱きつく。

いや、お前もいるのか。ってか後ろに全員いるし……。

付いてきてた………。

「ずるいずるいぃ！おれのもかってぇ！」

赤い髪の子がかんしゃくを起こしながらグミを投げつけてきた。

痛てぇ。殴るぞオラ。

………とは言わず。

「………買わないよ。お母さんに買ってもらってね」

と優しく返す。

「なんでまふにはかっておれにはかわないの！！？なんで……なんでぇ！」

ああああうるせぇぇぇえ！

周りの人の目線が痛い。

これは選択肢がひとつしかない。

買う…………。

「分かった。買うから。泣き止んで……」

とため息まじりで言うと喜んでカゴにシュート。

なんでさっき私に当てたんだよ。

「…じゃあぼくもいいですか。」

「おれも……これほしい…」

緑の子は、おずおずとポテトチップスを、

青の子は、緑の子の服を片手でつかみ私の方を見ずにチョコをぱっと渡した。

ひと通り買い物し、スーパー入口付近にあった、仕事のパンフレット的な何かをいくつかGETし、銀行でいくらか下ろし、家に帰ろうと、スーパーを出た。

ちなみに、この間ずーーっとこの4人は付いてきていたのだ。