ぼくら、すんでいーい？【歌い手】【そらまふうらさか】 (ページ48)

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結局全員分抜いてもらった……。

傷跡も全くなし。

尻尾と耳もいつの間にか消えていた…。

｢写真撮っとけばよかった…｣

ぼそっとそう言う。

私のひざの上で指しゃぶりするまふくんが首をこてんと傾ける。

志麻さんはありがたいのか、ありがたくないのかよく分からない複雑な気持ちになっていた。

｢すみません、Aさぁん、洗濯物干して置きましたよー！｣

｢あっ、あ、すみません！！｣

｢いえいえ！別にえぇって！｣

頭の後ろをボリボリ掻きながらにっと笑うセンラさん。

………この人達にこの子達を渡しても大丈夫だろうなって、どこか、心の隅で思った。

時は早く流れ、ふと時計を見るともう夕方の6時
。

お風呂に入らなきゃ。

｢じゃあ、お風呂入ってきます。まふくんとうらたんをよろしくお願いします。｣

｢ういっす｣

｢……覗いちゃダメか。｣

｢ダメだろ。｣

なんか変な事言ってる2人は放っておこう。私はクローゼットからパジャマと下着を取り出した。

いつもは年上組(そらうら)から入り、途中で私と年下組(まふさか)が入り、年上組が先に上がるという制度なのですが…。

おふたりもいるし、ギュウギュウなお風呂じゃないほうが、私が楽。

かと言って1人だと心細いからこの子達を連れて行ってしまう自分が情けない……。

｢そらるさん、さかたん、お風呂入るよー｣

｢はーい！｣

元気よくおもちゃを放り投げ、立ち上がり4人のお部屋の棚から自分の服を取り出しに行く。

飛んだおもちゃが運良く(？)まふくんの頭にあたって泣いてましたけど。

そんなことより……。

｢そーーらーーーるーーさーーんー？｣

｢ん……ここのところおわったらぁ…｣

ゲームに夢中のよう。

この子は全く動かないのはまるっきり分かっていること。

私はそらるさんを引きずり、お風呂場に向かった。

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最近更新できてなくてすみませんでした(＞＜)

親という壁をなんとか乗り越え(乗り越えきれてはいないが)やっと更新しました…

これからも亀更新となりそうですが、なにとぞよろしくお願いします

＊訂正しました