怒り ページ15
『信介…侑…』
ってそれどころじゃないくらいお怒りな様子。
北「上が下を痛めつけるなんて人として恥ずかしくないんか、なあ?」
侑「この雌豚共が。関係無い奴に手出すなや」
こっっわ…
『信介、落ち着いて?授業は?まだ途中だよね?』
私が信介の手を引くと、信介はピタッと止まって穏やかな表情になった。
角「(今北さんのバックに花が見えた)」
北「角名から連絡あったから飛んできたんや。大事な妹になんかあったら後悔しきれんからな」
『それサボりじゃん』
北「こればっかりはしょうがないんや」
角「(シスコン…)」
北「で?自分ら、“俺の“A殴ってタダで済まされると思ってるん?」
信介が松方達に詰め寄る。
いや圧。
松「ひっ…ち、違うんです、北先輩、侑くん」
北&侑「「気安く名前呼ぶなや」」
「うっ…松方…そろそろ行こうよ…」
松方達は私達に背を向けて、走り去ろうとした。
侑「待てや。
俺、お前らみたいな醜い豚が一番嫌いやねん。
もう二度と近寄んなブス」
松方がぴたりと止まり、動かなくなった。
その大きな瞳からは、大粒の涙がぼたぼた流れた。
そして勢いよく振り返り、侑に近寄った。
松「ねえ!!侑くん!!私、侑くんを最初見た時からずっと好きなの!!ねえ!?侑くん!!
なんでこの女なの!??なんでこんな奴が!!!私の方がずっと好きなのに!!!!!!!
侑くん!考え直してよ!!ねえ!??
好きだよ、侑くん…ッ!なのにこの女を選ぶの!??
嫌よ!!!嫌ァァァ!!!」
私は松方に手を乱暴に掴まれ、引っ張られた。
北「A!!!!!」
松方は私の手を掴んで走り出した。
『離…してよ!!!』
松「…ッ!」
振り切れない…!
そのまま、松方は私を連れてどこかへ向かった。
ドン。
連れてこられたのは暗い体育倉庫。
松方は、目に光がなくて、恐ろしい顔をしていた。
そして、ポツリとこう言った。
松「こんなに、好きなのに」
松方が、体育倉庫から出る。
私一人を取り残して、体育倉庫が、音を立てて閉まった。
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パエリヤさん(プロフ) - モモさん» 主が北さんの優しさが好きすぎて妹を甘やかす描写ばかり書いてたらいつのまにかシスコンに変化してましたね笑青城も出す予定なんで出てきたら思う存分叫びましょう✨ (2023年3月19日 19時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - toratora10さん» よくお分かりで…けど妹ちゃんはメンタルゴリラなんで多分大丈夫です笑まあ普通に友達もいますし、地雷になって闇堕ち的な感じにはならない予定です!笑 (2023年3月19日 19時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - バレー部員以外全生徒から妹ちゃんいじめられるのは地雷になりそう (2023年3月19日 18時) (レス) @page16 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 北さんのシスコンがすごすぎるw稲荷崎好きなのでうれしいです!青葉城西も出来たら叫びます|д゚) (2023年3月19日 16時) (レス) @page16 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - 梅雨草むあさん» かなりヒャッホーな読者様ですね笑大歓迎でございます✨お気に入りありがとうございます!治と角名と侑の「は」も気に入っていただけて嬉しいです💕授業頑張ってください笑 (2023年3月14日 19時) (レス) @page7 id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パエリヤさん x他1人 | 作成日時:2023年3月11日 20時