みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

電話 ページ1

　
　
プルルル…
部活の休憩中、電話が鳴った。

俺は体育館を出て、電話に出た。
　
北「はいもしも『信介ェェェェェ！！』
　
　
耳を塞ぎたくなるような元気な声。もちろん声の主は知っている。
　
　
北「なんやお前か。どしたん」
　

『私兵庫に帰ることにした！』
　
　
北「また急な話やな…なんでや」

　
『高校ナンバーワンセッターのプレーが見たい』
　

北「分かった分かった。じゃあ部員とばあちゃんに話しとくからな、いつ帰ってくるん」


『明日』


北「ホンマに急やな。気ぃつけや、一応駅迎えに行くな」

　
『いやいらんし。一人で行けるし』
　

北「もし何かあったらどうするん。お兄ちゃんに任せとき」
　
　
『いやホントにいらん！何歳だと思ってるの？！私高校生だよ！？』
　
　
北「じゃあ帰ってくんなや」
　
　
『え…お願いします』
　
　
北「任せとき」
　
　
　
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北「妹がこっち帰ってくるらしい」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

侑「え"…北さん妹おったんですか」
　
　
　
　
　



　
　
　
　
　
北「おん」
　
　
　
　
　
　
　
　
多分向こうは気づいていないだろうけど、柄にもなく、気分は上がっていた。
　
　
　

　
なんせ、かわええ妹が帰ってくるんや。

　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
嬉しそうにバレーの話をする姿を想像したら、
　



　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
思わず笑みがこぼれた。

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