3話 ページ4
(………暗い。狭い。どこだ、ここは)
どこかも分からない暗い中で目を覚ました。
手は前には伸ばせない、何をしても開かない、
そして俺が詰められている空間自体はそこまで広くない……
(──誘拐？)
まさか、これからNRCに行くっていうのに誘拐は冗談がキツすぎる。
それに手足は縛られていないし…
恐らくだが自分の衣服も変えられている。
触り心地のいい布…とボタンが多めのシャツ…？
触った感じ上着のようなものは刺繍がしてある…
かなり上質な衣服な筈だ。
(誘拐…の後に売りに出されたりとかあるのか…？)
思考がぐるぐると巡る。
そんな時だった。
──ｶﾞﾁｬ
？｢おや？貴方、何故もう目覚めているのです？特別な鍵でこの扉を開けない限り目覚めることは無いはずなのですが……ちょっと、聞いてます？｣
黒いカラスのようなマスクをした…恐らく男。
誰だ。まさかこの男が誘拐犯？
｢あの…誰ですか｣
？｢1言目がそれですか！？…ｺﾞﾎﾝ、私はディア・クロウリー。ここ、魔法士養成学校、ナイトレイブンカレッジの学園長を務めております。…以後、お見知り置きを。｣
｢学園長…ｻﾝ｣
(ｯｯｯ良かった…！！誘拐なんかじゃなかった…！)
どうやら俺は無事NRCに到着出来ていたようだ。
クロ｢…み……き………君！｣
｢！…はい、｣
クロ｢いつまで扉の中に入っているつもりですか、あと少しで入学式が始まります。さ、こちらへ｣
｢あ…すみません…｣
少し浮いた扉と呼ばれた箱？から出る。
｢…棺…？｣
クロ｢ええ。[それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる。]…あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです。｣
｢それって、｣
──死ぬって意味なんじゃ、
そう最後まで言葉を告げる前に、学園長はニッコリと笑って次の棺の元へ行ってしまった。
(普通棺なんて亡くなった人を入れるものだろう、なんでこんな、)
葬儀屋みたいな真似を…
いかん、他界隈だった。
そういえば学園長は入学式が始まると言っていた。周りの奴に着いて行けばいいのだろうか。
俺はとりあえず4列になっている所の1番後ろに並ぶことにした。
｢隣、いいか。｣
？｢…おう｣
身長が高い男。顔が少し怖く見えるからなのか近寄ろうとする奴がいなかった。
顔くらいでナヨナヨしてんなよな、、、
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おはぎとだんご(プロフ) - 面白かったです。移行楽しみにしてます (2021年8月13日 14時) (
レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - 現在はこちらの新しいアカウントで作品を続ける準備をしております。タイトルは変わらないと思いますのでお話をある程度書きましたらまたこちらでお知らせいたします。作品ページにあります他の作品につきましても原作改めて作成中でございますのでお待ちください (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - こんにちは、、、お久しぶりでございます鴇です、、長らく更新停止してしまい申し訳ありません。実は機種変をしたのですがパスワードやら何やらを忘れるという大失態を犯しました、、 (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - ふまさん» そうです、！続編へ移行するにあたり、最後のタイトルをいつも通りにするか悩んだのですが夢主くんの無意識に抱えている苦悩を表したいと思い、文字化けさせてあの文に致しました。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - カクテルさん» お返事遅くなってしまってすみません、楽しみにしてて下さりありがとうございます、！後日、続編に移行致しますのでそちらも引き続き読んでいただけると幸いです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴇 | 作成日時：2021年2月6日 20時
