Noise 2nd (ページ39)

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第15時間　懐中時計ページ39

知念侑李side

　

ar「じゃ、また明日。

ここでいい？」

cn「もちろん」

僕と大ちゃんはそこで別れる

…わかってる

cn「いるんでしょ、月夜見」

物陰に声をかけると月夜見が現れた

cn「なんでここにいるの？」

ty『…これ』

月夜見が渡してきたのは…龍太郎の懐中時計？

ty『この前の約束、シュー…お願いがあるの』

お願い…

ty『和火がもう一つの懐中時計を誰かに渡してる。

…その2つを掛け合わせたら。

そうすれば…そうすれば…』

cn「…月夜見、何が狙いなの？」

僕ははっきりと聞く

ty『僕は…シューに戻ってきてほしい。

でも、楽しみの技師として…それは嫌だ。

だって…時空警察にいるシューはとても楽しそうだから。

…苦しいんだ、ここが』

月夜見は胸を押さえる

ty『ねぇ、シュー。

僕は…シューと何が違うの？

シュー、僕たちって…』

cn「過去に縛られているか、いないか」

ty『…ねぇ、何か作ろうって思うんだ。

何作ればいいと思う？』

唐突だな

cn「…過去がわかるものでも作ったら？

隠してる過去とかがわかるかもよ」

僕はそのままマンションに入っていった