第三百七十ニ訓 ページ31
『っ、』
仕方ないので上がろうと背中を向けると、バシャンッ、という音が聞こえて後ろから抱き締められた。
そのままタオルの内側に手を忍ばせてくる。
(へ、ぇ、ま、待って、嘘嘘嘘、え、)
『ゃ、ちょ、待って、』
背中に感じる総悟の体温。少し汗ばんだ素肌。ガッシリとした逞しい体に身を捩るしかなかった。
『ちょ、ふ、タオル……やめ、』
沖田「辞めねェ、理性ぶち切れたってのに……止めるなんて無理でさァ」
むき出しになった肩を柔く噛んでくる総悟。それに比例しピクン、とはねる体。下手に動いたら何されるか分からないしバスタオルが取れるかもしれない。
だから動けない、逃げ場もない。こうして大人しくしているしか…いやでもこのままだとずっと体触られたままで……っ!
沖田「はぁ……本当、綺麗な体してやがらァ」
『ひっ、』
耳元で囁いてくるせいで響き渡る声。まさぐる様に体を撫でる手。熱い頬。
しかも手に至ってはお湯の中にあるから、どこを触られるのか分からず、敏感になってしまう。
『ゃ、総悟っ!』
私がたまらず声を出すと、風呂だからか辺りに大きく反響して反響して……そのまま消えていく。それがまた恥ずかしい。
沖田「ンな声出して…風呂だからよく響くが良いのかねィ…ま、俺としては峻るだけだが」
『っ、』
それにぐっ、と唇を噛み締めて声を抑える。が、
『っ、ぅひゃ!?』
沖田「あれェ?全く声抑えられてねェけどォ?抑える気あるんです?」
総悟が胸をふにゅ、と揉んできた。瞬間顔が沸騰したように熱くなって羞恥でおかしくなる。
いや18歳だからそーゆーのにも興味があるのかもしれないけどっ、!!
(揉み方が…っ、無理…卑猥……っ)
優しくふにふに、と揉まれたかと思うと指の腹でもてあそぶ様に揉んできたり、とにかく緩急がヤバイ。ていうか恥ずかしい。ただ恥ずかしい。死にそう。
ていうか羞恥で倒れそう。いや倒れたい気絶したい。もう無理死んじゃう……!しかも歳下にこんな……!!
『っひ、んん……ちょ、待っ…!ふぇ、』
沖田「おー、柔け…しかも反応も良いとか……随分と良い体してやがることで」
っっ、もおおおおこのくそがきいいい!!!柔らかいじゃないってバカッ、!!!
もうやだもう無理恥ずかしい!!!気絶したいいっその事!!流石にここまでする必要なかったよね!?
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きょ - いやん❤️センシティブ❤️ (1月17日 20時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - めっちゃ好きです……。今一気読みしている途中なんですが、ここの章を何回も読んでしまいますw 夢主ちゃんが神楽ちゃんを攻めて、赤くなっちゃう神楽ちゃんとそれに嫉妬する沖田君たちが見たい…!!もちろん書けとは言いません!応援してます!! (2023年2月26日 19時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
mia - 作者様神っす!ヤァバイ最初のイチャイチャが…(鼻血)これからも応援させて頂きます!!👍 (2021年10月3日 20時) (レス) @page4 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 神楽ちゃんのハーフツインテが見たいーーーー‼️ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 仲いいナお前ら↓ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年1月27日 22時