トリップしてきた2人の女子が幼少期から進めていくとこうなりました

夏 第3話 (学校で嫌な奴と組めと言われた時の心境)「これ以上の地獄は無いだろうと信じたかった」 ページ11

私達は松陽先生についていき、道場に着いた
戸を開けるとそこには、竹刀で素振りをしている黒色の袴姿の女性がいた
燃えるような赤色の短髪の癖毛に目は黒色で鋭く一点を見つめながら、一心不乱に打ち込んでいた

(松陽)「着きました、あかね先生」
あかね先生と呼ばれた女性が振り向く
(あかね)「はい」
(松陽)「先生、この子と戦ってみてください」
(あかね)「いいですよ、でも松陽、いきなり私とはき
ついのでは？」

ん？呼び捨て？
(さき)「あの〜、すみません。止めるつもりは無いですけど、あかねさんは松陽先生の先生ですか？」

さきちゃんがおずおずと聞いて来た
ちょっと待って、あの最強の主人公銀ちゃんの先生の先生っていたっけ？
(あかね)「そうですよ」
いたーー！！？？
さらりと凄いこと言ったよ、この人(失礼)
さらに
(松陽)「私より強いんですよ、先生は」
わざとらしく、こそっと言ってきた

マジかい
あの銀ちゃんの先生よりも強いなんて...
さきちゃんなんて口をあんぐりと開けて驚いている
さきちゃん、気持ち、わかるよ
洛陽決戦編と銀の魂編見たもんね
でもね、考えてみ、
私、この人と戦えって言われたんだよ
(さき)(アハハハ、いい天気だなあ)


「じゃあ私、無理じゃないですか？」
さきちゃあああん！
平常心を保てえええ！！
何一番気を失いそうな私よりも先に気を失おうとしているんだよ！！！

(松陽)「いえ、あなたの戦い方を見ているから分かります。私より強いです。多分...」

おい、マジかよ
さきちゃんもマジかいって顔でこっち見ないで！
私が今この場で一番動揺しているから！
(ももか&さき)「「多分って何ですか！！？？」
あっ、ハモった

じゃなくて、昨日の戦い見ていたのかよ、
助けてもらいたかった...
(あかね)「まあまあ、大丈夫だって手加減するから」

そう言ってもらったけど、確かに私は現世では空手の有段者だったけど、
現世の規定に松陽先生の強さが反映しているとは思えないけど！
「やります！」
私は深呼吸をして覚悟を決めて答えた
あかねさんと松陽先生は感嘆し、さきちゃんはひどく驚いていた
「手加減無しでお願いします！」

夏　第4話　厨二病の憧れと最強の証→←夏 第2話 朝型、夜型は関係ないと言っている奴が一番それを気にしている

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