2章 米国にて ページ9
《side 中也》
「中原様のお連れとは知らず……申し訳ございませんでした……」
『い、いえ大丈夫です。お誘いして頂いて断ってしまいましたし……ね？』
「はっはい！失礼しますッ！！」
……アイツ絶対この女に惚れ直したな
顔を真っ赤にさせて走り去って行った軟派野郎の背を見送る
「勝手に連れとか言って悪かったな」
『いえ……私お誘いをよく受けるんですけれど断わりづらくて……助かりました』
目の前に居る彼女は、"ヤマトナデシコ"を再現した様な奴だった
艶のある長い黒髪にパッチリとした瞳
普通のやつなら二度見をしてしまうだろう
まぁ、さっきの奴みたいに話しかけるヤツ以外は遠くから見てるだけだった
「高嶺の花」って雰囲気を感じ取ったんだろう
そんな中で話しかけたのあいつは相当な阿呆か勇気のあるやつなのか……
……恐らく前者だな
『えっと……先ほどの彼は部下の方ですか？』
「嗚呼……そんなもんだ」
実際にはポートマフィア傘下にある会社の人間だが変わりはないな
『あの……お名前は……？』
「そういや名乗らずに悪ぃな……俺は中原中也だ。
あんたは？」
……？此奴と話してると首が痛てェな？
『夢城 Aです。日本の横浜でお店をやっていますので、どうぞご贔屓に
それでは……失礼しますね』
そして彼奴は人混みの中に溶け込んで行った
俺の手元に二つの紙を残して
「睡眠専門店 Buona notte 夢城 A」
「特別コース無料使用券 ※要予約です※」
今度の休日に行ってみるかな……
てかアイツ
「綺麗な顔して商売魂逞しいな……」
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錐 - みたらし団子をお手洗い団子と読んでしまった・・・ｗｗ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: 42d712d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - めろんぱんさん» なるほど。 (2018年3月21日 0時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 硝子玉。さん» ご意見ありがとうございます！たしかに夢は浅い眠りの時ですが、夢主の異能で眠らせると"深い眠りかつ夢を見る"という設定ですので、異能力だからだと思って頂けるとありがたいです…… (2018年3月19日 17時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - 夢を見るのは浅い眠りの時ですよ。 (2018年3月19日 16時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りんずさん» ありがとうございます！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月12日 19時
