#16 ページ20
突然雨に降られてびしょびしょになったまま
家に帰ればあたかも当然のようにいる大光。
「おかえ……は?」
『いや、こっちが、は?だわ。
当たり前のようにいんじゃん。』
「お前それで帰ってきたの?」
手の甲で顔を隠しながら話す大光の顔は
私からは目を逸らして頬を赤くしている。
『仕方ないじゃん、傘もってなかったんだもん。』
「連絡しろよな。」
『いるとか知らないし、仕事かと思った。』
「……途中で傘買うとかさぁ。」
『もったいない、家帰るだけだし。』
ぐしょぐしょになった靴下を脱いでお風呂に入ろうと
脱衣場に向かい洗面所の鏡を見れば
うっすらとは言えないくらいに透けてる下着。
ぁあ、だからあいつあんな反応……。
『可愛いやつ……(笑)』
鼻歌を……いや、ガッツリ歌いながら
お風呂に入って濡れた髪の毛を拭きながらリビングへ。
「おう、音痴。」
『はあ?』
前言撤回、こんなやつ全然可愛くない!!!
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おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時