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_____やはり怒りが収まらない。
行き場のない怒りを、相川に押し付けるしかなかった。
こんな奴に私の泣きっ面を見られてしまったことが、ものすごく恥ずかしい。そして、はずかしいを通り越してムカつく。
『相川はいいよね、モテモテだから』
「急に何」
そう文句を吐くと、相川はぱちぱちと瞬きをして問い掛けてくる。
こいつ、私があれほど恥と思っているのに私から言わせるとか最低だな！……
『わ、私、ふられ、たんだよ……相川も知ってるでしょ』
「……あぁ、あの不細工な泣き顔」
『○ね！！』
更に苛立ってきた。
……が、相川のいうことは本当だ。
私は別に特別美人でもないし、そんなやつが泣けば誰でも不細工になるだろう。
何か、虚しくなってきた。
『……私だって少女漫画みたいな恋愛したいし』
「恋愛なんかしても学業の妨げになるだけだよ」
『青春したいの！アオハル！』
「意味がわからない」
私も相川がいってることの意味がわからない。
本当意味不明なやつ。
今まで私を愛おしそうに見ている目線は何だったのか。
私の勘違いか。きっと恋がした過ぎたんだ。
『モテモテで何でもできる相川になりたい』
「…………」
『顔も整ってて体も細くて肌も白くて綺麗な相川になりたい』
「………………」
『相川に、なりたい……』
もしも私が相川だったら。
そう思うと、人生のすべてがうまくいく気がする。
相川のこと嫌いだけど、相川にはなりたい。
どこかの某有名映画みたいに「入れ替わってるぅ！？」ってなればいいのに。
「いいよ」
『_______え？』
影ができる。
近く彼の声を感じる。
顔をあげると、立ち上がった彼は私を見下ろしていた。
そして、同じ目線まで屈んで、マットに手をついてくる。
え？え？え？頭が混乱してなにもできなくなる。
近づいてくる整った顔に耐えられなくなり、背中が落ち、マットに置かれる。
そして、完全に相川が覆い被さるようなシチュエーションになっていた。
「僕になりたいんでしょ？」
ど、どどどどどどどいうことだってばよおおおおおおおおおおおお！！！！
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2021年3月14日 1時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - リート@暫く浮上しません。さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません……！！ありがとうございます！そういっていただけてとても嬉しく思います！はい！だらだらします！()コメントありがとうございます！ (2019年11月9日 21時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
リート@暫く浮上しません。(プロフ) - 完結おめでとうございます。最初から最後まで二回も見るくらい、面白い作品でした。羨ましい。ゆっくり休んで疲れを癒してくださいね。改めまして、完結おめでとうございます。 (2019年10月4日 7時) (レス) id: 5e7567a452 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 雨月冷さん» こちらこそいつもみていただきありがとうございます！！このお話、結構ストーリー凝っていたのでそういっていただけると頑張った甲斐があります！はい！是非楽しみにしていてくださいね！頑張ります！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 絆さん» こちらこそいつもありがとうございます！！あ、その心配はありませんよ！私、めちゃめちゃずぼらですので！！( ・`д・´)ご心配していただけて誠に嬉しく思います！ありがとうございます！！！！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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