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「ええっとねぇ、３年生の一ノ瀬先輩なんだけど、ものすごくかっこいいの！」
『ほう』
「成績優秀で、運動神経もよくて、歌とかとってもうまくて、声だけでうっとりしちゃって……」
『ほうほう』
「でもいつも眠たそうって言うギャップ！すごいと思わない！？」
棗がどんどんと先ほどの私のように食らい付いてくる。
一ノ瀬彼方先輩……。
棗が気になってる人がどんな人か、一度見てみたいものだ。
「……あっ、やだ、わしばっか盛り上がっちゃってる……」
『気にすんな気にすんな。恋する乙女だったよ』
その後棗にめちゃくちゃ睨まれた。
***************
「おはよう、A」
『お前毎日私に挨拶してくんの？』
「うん。なんか日課になっちゃった」
だらだらと話ながら校門を通り過ぎていく。
バームクーヘンをあげた日から、私は毎回お弁当のデザートを相川に食べさせるようになり、必然的に相川と話す機会が増えていた。
「今日の体育は男女混合なんだったって」
『あー、最近男女別だったからなあ』
「ふふっ、男女混合で体育ってなんか、え」
『それ以上言ったら○す』
変態発言をしようとした相川を止め、下駄箱の前へとやってきた。
あのバームクーヘンの指くわえ事件から、相川のスキンシップはあまりなくなった。
なので、最近は至って平穏なのだ。万歳！！平穏万歳！！
「ねえ、結局いつになったら付き合ってくれるの？」
『は？』
「僕、はいともいいえとも言われてないからどうすればいい？」
そうだ。
私、付き合って、という相川の願いにいいよともいやだともいってない。
これじゃ脈ありと思われてしまう。
かといって、いいえ、と言ってしまいたくない。なぜだろうか。
男に追いかけてほしい、女の本心なのだろうか。愛されているという優越感に浸りたいだけなのか。
もしかしたら、私、相川のこと好きなのかな。
『_____って！なわけないない！！』
「何がないの？」
心の声漏れてた。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2021年3月14日 1時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - リート@暫く浮上しません。さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません……！！ありがとうございます！そういっていただけてとても嬉しく思います！はい！だらだらします！()コメントありがとうございます！ (2019年11月9日 21時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
リート@暫く浮上しません。(プロフ) - 完結おめでとうございます。最初から最後まで二回も見るくらい、面白い作品でした。羨ましい。ゆっくり休んで疲れを癒してくださいね。改めまして、完結おめでとうございます。 (2019年10月4日 7時) (レス) id: 5e7567a452 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 雨月冷さん» こちらこそいつもみていただきありがとうございます！！このお話、結構ストーリー凝っていたのでそういっていただけると頑張った甲斐があります！はい！是非楽しみにしていてくださいね！頑張ります！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 絆さん» こちらこそいつもありがとうございます！！あ、その心配はありませんよ！私、めちゃめちゃずぼらですので！！( ・`д・´)ご心配していただけて誠に嬉しく思います！ありがとうございます！！！！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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