episode１１ ページ11
ついに来てしまったお昼休み。
こんなにも来てほしくなかったお昼休みは初めてだ。
そのままバックレてやろうかとも思ったけど、その後の報復が怖いのでやめた。
私はまだ死にたくない。
重い足を引きずりながら、ジェイド先輩の部屋に向かう。
(逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ)
ドアの前で深呼吸をし、心を落ち着かせノックをする。
するとドアの向こうから「どうぞ」という声がする。
私は逃げたい気持ちを抑えながらドアを開けた。
A「し、失礼します…」
ジェイド「もしかしたら、来てくれないんじゃないかと思ってました」
A「そっ、そんなことするわけないじゃないですか〜」
ひぇ〜逃げようと思ってたことバレてる〜。
こうなれば、さっさと用事を済ませて帰ろう
A「あのっ、コンシーラーなんですけど…」
ジェイド「あぁ、今お持ちするので、そこのベットにかけてお待ちいただけますか」
A「は、はい…」
お言葉に甘えてベットに腰掛ける。
やはりオンボロ寮のベットとは違いふかふかだ。
(いいなぁ〜、ふかふかでよく眠れそう)
そんなことを思いながらベットの触感を楽しんでいるとジェイド先輩がコンシーラーを持ってきてくれた。
そのまま渡してくれるのかと思いきや、私の横に腰掛ける。
ジェイド「それでは、塗るので上を向いてください」
A「ファッ！？」
逃げ腰になる私を引き寄せ、ジェイド先輩はコンシーラーを塗っていく
A「んっ、ジェ、ジェイド先輩…」
ジェイド「なんですか？もう少しじっとしていてくださいね」
A「ちょっ！？そ、そこ耳です！！」
ジェイド「あぁ、すみません真っ赤になっていて可愛かったので」
ジェイド先輩は楽しそうに私の耳元にかを寄せ息を吹きかけてきた
A「ひゃぁ！？や、やめてくださいっ」
ジェイド「ふふ、すみません。もう、終わりましたよ」
ほらっと手渡された鏡を見るととてもきれいに痕が隠されていた。
でも、そんなことより鏡に映った自分の顔がこれ以上ないぐらい赤くなっていたことに恥ずかしくなり俯いてしまった。
A「あ、ありがとうございます」
恥ずかしくて顔が見えないと思っていたところグイっとジェイド先輩に顔を上にあげられる。
ジェイド「そんな顔しないでください、我慢ができなくなるでしょう？」
A「ヒェッッ…」
やはり私の命日はもうすぐらしい…。
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こてつ犬(けん) - お初めて見たけどすごく面白かったです！更新待ってます！ (2022年9月26日 23時) (
レス) @page20 id: a7527fda37 (このIDを非表示/違反報告)
きらきらほっしー - いや、好きです！！無事空のきらきらほしになりました！！リクエスト応えて下さりありがとうございました！何回でも読み返せます。可愛いジェイド先輩からの強めの攻めは気絶レベルにいいですね。語彙力が足りなくてすみません。応援してます！ (2020年6月10日 15時) (レス) id: 7cc0ce185f (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - 誓雨さん» ご愛読ありがとうございます〜(o^^o)リクエスト承りました！！！頑張ります！！！ (2020年5月29日 12時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
誓雨(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます……！まだリクエスト大丈夫であれば“夢主に勉強を教えてくれるジェイド”を見てみたいです……！ (2020年5月28日 19時) (レス) id: cbe26e8c44 (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - きらきらほっしーさん» 貴重なご意見ありがとうございます〜！！！甘えたジェイド先輩挑戦しようと思います！！！((事故確定)) (2020年5月28日 0時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まともな方のリーチなんていない
| 作成日時：2020年5月16日 22時
