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すると突然、殺せんせーの皮膚は桃色に変わり、へにゃりと緩い表情を浮かべた。
いつの間に持ってきたのか、その触手にはメモ帳とペンが握られている。
「…もしかして、何か下衆なことを考えていらっしゃいます？」
「いえいえ、滅相もありません」
そう言いつつも、その雰囲気はまるで恋話に胸を躍らせる子供のようだった。
またしても、頭では失礼とわかっていながら思わず笑ってしまう。
「期待されているなら申し訳ありませんが、あまり面白い話ではありませんよ」
「そんな事はありません。実は私生徒の恋愛事情だけでなく先生方の事情も少々気になっておりまして」
「是非ともお聞かせ願いたいですねぇ」
その馬鹿正直な様子に、こちらも笑いを堪えるのをやめることにした。
世の中に、こんなにも親しみやすい超生物の存在があっただなんて、少しでも違った人生を歩んでいたら知る由もなかっただろう。
本当に世の中は計り知れないほど広いのだとつくづく思い知らされる。
「話すと長くなりますけれど、構いませんか？殺せんせー」
「えぇ。どうぞお話ください」
殺せんせーは
今から約1年前に、月を7割方蒸発させた超生物
世界中を恐怖に陥れた出来事の主犯者
その怪物と私は1つの部屋で向かい合い、チーズケーキを食べながら取り留めのない話をしている。
傍目に見たらどんな風に写るのだろうか。
まだ5時半だというのに、日が落ちてきた
空には薄らと、三日月が泳いでいる
世界が冬の訪れを告げている
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ミルメーク(プロフ) - 長い間お疲れ様でした！もし良ければ浅野親子関係で新しいストーリー作って欲しいです！ (3月21日 20時) (
レス) id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
hal - 非常に面白かったです！時間を忘れて一気に読みました。原作のイメージそのもので驚き、公式から浅野家スピンオフとして出せる作品だと感じました。私も学秀君が正気を保っていられたのも、浅野家が家族として何とか機能していたのも奥さんの存在が大きいと思っています (2023年3月13日 1時) (レス) id: 96f1185981 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルコーン(プロフ) - 奥様が泣いたてしまったシーンが私の中で凄く感動して泣きました、これからも更新する予定でしたら更新していただけると嬉しいです！ (2022年9月2日 0時) (レス) id: bee3de3e8f (このIDを非表示/違反報告)
おむれつ(プロフ) - おもちゃ箱さん» コメントありがとうございます。キャラの口調等は特に気をつけて書いているのでそう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます。更新これからも頑張っていきます。よろしくお願いします。 (2022年2月24日 21時) (レス) id: b911301b3c (このIDを非表示/違反報告)
おもちゃ箱(プロフ) - キャラの特徴がすごくつかめていて、読んでいて違和感がないです！！お話も本当に面白いです！更新待ってます！ (2022年2月23日 21時) (レス) @page17 id: c78fba56e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむれつ | 作者ホームページ：http://mokyumokyuuu
作成日時：2022年1月11日 19時
