いっそ、殺してくれ【伊黒小芭内】

宗教勧誘はお断り ページ10

時刻は進んで夕方。


刀の刃こぼれの最終確認をして、鞘に収めてから腰に携える。


丁度のところで私の鴉の夢守(ゆも)が任務を伝えに来てくれた


夢守「カァァ！西南〜西南二向カウワヨー！急ギナサイ〜！」


A「了解」



夢守の誘導でたどり着いた場所には1つの寺院が建っていた



とても静かだし、人が騒がしい気配もないし、血の鉄臭い匂いもしない。


本当にここに鬼が…？



寺院にある看板には「娯楽教」と書かれていた


とりあえず、いきなり入るのも気が引けるので、ノックをした


ｺﾝｺﾝ


A「すみません。寺院の方はいらっしゃいますでしょうか？」


女「はいはい、今行きます〜！」



女の人の声が聞こえ、人がいることの確認が取れた。
その人は…鬼、じゃなさそう


女「娯楽を求めてきた方ですか？」


A「え、いや…お話を聞きたくて。ここら辺で不可解な殺人事件や、鬼が出たなどの目撃情報ってあったりしますか？」


女「鬼〜？そんなものいるわけないじゃない！おとぎ話よ！そんなおとぎ話も信じてしまうほど辛い出来事があったの？教祖様に一度話を聞いてもらいましょう！」


A「えっ…と」


入って教祖というものに話でも聞いた方が早いだろうか



A「そう、ですね…話を聞いてもらったほうが良いのかもしれませんね…」







そういって、娯楽教の寺院に入っていった

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