''ネコ'' ページ47
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ーー5月3日
東北行きを示すホームに
血液のように真っ赤なジャージがぞろぞろと進んでいく。
「うおおっ・・・!俺 新幹線初めてっ!!」
「え・・・まじで・・・」
「えっ のっ乗ったことあるんスか?!」
「普通にある・・・」
「あるでしょ」
「あります!」
「でも宮城は初めてだな〜烏野ってどんなとこかな。
仙台しか行ったことない」
「おい まとまって歩け 学校じゃねぇぞ」
「スミマセンッ」
個性豊かな顔ぶれと
背中には真っ白なNEKOMAの文字。
猫VS烏
準備は整った。
ーー「知らない人が・・・居るんです・・・この建物の中に・・・」
ーー「強いとおもうよ」
ーー「次へ進む切符が欲しいです」
ーー「お前らが勝ち進む為に俺にできることは全部やろう」
ーー「俺は居ない方にハーゲンダッツ!!」
ーーあっ。コイツ
俺達は血液だ。
滞り無く流れろ
酸素を回せ
''脳''が
正常に働くために。
そして''ネコ''がやってくる。
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作者名:ツナ缶本仕込み | 作者ホームページ:http://@ya love
作成日時:2021年10月1日 20時