守護神先輩 ページ21
日向
田中「!!こらノヤ!!エースをそんな風に言うんじゃねぇ!」
西谷「うるせぇ!根性無しは根性無しだ!」
“エース ”・・・・・・!!
ちゃんとエースが居るんだ・・・
あの日、テレビ越しに見た''小さな巨人''のように。
ずっと憧れ続けてきたエースが、この烏野にいる。
その事実が嬉しくてたまらない。
大きな音を立てて体育館を出ていく守護神を慌てて追いかける。
俺はあの練習試合で嫌という程思い知った。
俺に足りないもの。
技術も頭脳も足りてない。
俺に今、必要なこと。
日向「レシーブ教えてください!!
ニシヤさんリベロですよね?!守備専門の・・・」
西谷「ニシノヤだ。なんで俺がリベロだって思う?小っせぇからか?」
名前を間違えたことに慌てて謝るけど、西谷さんの質問の意味がわからない。
だってーーー
日向「レシーブが上手いから…だってリベロは小さいからなるポジションじゃなくて レシーブが上手いからやれるポジションなんでしょ? あっ ですよね??」
西谷「お前・・・よく分かってんじゃねーか。」
??
え?今褒められた?!
なんとなく褒められた気がして嬉しくなる。
日向「キャプテンが''守護神''って言ってたし!!」
ニッコリ笑って伝えると西谷さんはソワソワし始める。
??
日向「おれ・・・まだレシーブ下手くそで・・・」
ーーあの練習試合・・・最初から大王様が出てたら
きっとマトモな攻撃なんかできなかった・・・
日向「バレーボールで一番大事なトコなのに・・・
だからレシーブ教えてください!!
西━━━・・・」
ーーあいつが戻ってきたら''先輩''って呼んでやれよ 日向
「西谷先輩!!!」
ーーーーー
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「だからよーお前らよー
サッと行って スっとやって ポンだよ」
?
田中「・・・だめだ・・・''本能で動く系''の奴は何言ってんのかサッパリわからん。」
影山「そうですか?俺なんとなくわかりました。」
田中「ちなみにお前が何か説明する時も周りは何言ってるかわかってねぇからな!「え」パッとかグワッとかよー」
ダメだ。
影山タイプなのかグワーッとかスっとかが多くてイマイチ分からない…
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作者名:ツナ缶本仕込み | 作者ホームページ:http://@ya love
作成日時:2021年10月1日 20時