【MSSP】今僕に必要なもの【ヤンデレ】 (ページ3)

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愛故。 KIKKUN-MK-Ⅱ ページ3

き「ねぇ、A～……」

そう言ってきっくんは私に抱きつく。

もう慣れたものだ。

「なに？」

き「いなくならないでよ…」

小さくそうきっくんは言う。

いなくならないよ、と返すべきなのは分かってる。

でも私には私の世界がある。

たまには離れても良いじゃない？

き「やだ。」

駄々をこねる子供のように言うのだ。

毎日こんなようじゃ私も少し疲れる。

なんでこんなに執着してるのか

私には、分からない。

こんな気持ちがあるからか

私はいたずらっぽくきっくんに問う。

「じゃあもし私がいなくなったら？」

そう言うときっくんは大きな目を見開いて

さらに強く抱きしめる。

き「そしたら俺……生きていけないかも。
お前がいなくなったら……俺は……」

声が、体が震えてるのがわかる。

我ながら意地悪な質問だな、と思った。

可哀想なことをした罪悪感で

いなくなるわけないよ、ときっくんに囁いた。

真実は何も伝えずに。

きっくんはそんなAを見て不安に襲われる。

もしかしたらいなくなってしまうのかも、と。

きっくんにとっては貴方が全てなのだ。

貴方以外世界にいらないのだ。

世界で1番の宝物なのだ。

たとえFBでもあろまでもえおえおでも

宝物を盗むやつは許さない。

Aが中心であとは＿＿＿＿＿

どうでもいい他人なのだから。

愛故に仕方がないのだ。

あなたが居なくなると

壊れてしまいそうだから。

貴方はその脆いきっくんの心に

いつ気づくのだろうか。