【宮兄弟】前世、今世でも推しは尊い２

６３話 ページ26

「え！？え…え！？」





突然なにを言い出すのか



この前は、美鈴ちゃんがかぐや姫をやりたがっていたのに
私に気を使ったのだろうか

だとしたら、本当に申し訳ない








私は断って、気持ちを述べることにしたが







「いや、ええよ、私は月が…」



「私気付いてしまったんよ！」



「え？」






思いっきり、相手が気持ちを述べる場面になってしまった

そのまま、美鈴ちゃんは続ける
いやに熱を込めて








「人気者で、キレイなかぐや姫！！それは現実もそうやないとって！」






「あ、え「しかも！」え？」





「Aちゃんはアレや、『やまとなでしこ』っていうやつや！」







は、はぁ…


と、もう手が出せなくなる
美鈴ちゃんは熱中してしまうと止められない

それがポイント






でもなぁ…





「中身…やまとなでしことはかけ離れてると思うけどなぁ…」




容姿は…うん

前世よりかは良かったはず

６４話→←６２話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す