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部屋から脱出したAと谷崎。
『谷崎君!早くここから出ましょう!』
しかしAの言葉とは裏腹に、谷崎奥へと進んでいってしまう。
『谷崎君!』
Aも谷崎の後を追おうとしたら、ふいに電話がかかった。
急いで電話を取ると、乱歩さんの声がした。
乱《A、谷崎は大丈夫だ。お前は早くそこから脱出しろ》
『っ、判りました』
Aは電話を切り、外に向かって走り出した。
「中島Aが逃げ出したぞ!正面を塞げ!裏口も絶対に通すな!」
敵に囲まれて絶対絶命のとき、何者かに突然引き上げられた。
『鏡花ちゃん!?どうしてここに……』
鏡「A姉と谷崎さんを救出するため。
この通気口を通っていけば出口に到着する。早く行って」
『鏡花ちゃん、大丈夫?』
鏡「ここは昔の庭、潜入経路も脱出方法も頭に入ってる」
『判った、無茶はしないでね』
Aは鏡花に背を向け、通気口を通って出口に向かった。
ようやく外に脱出することが出来たA。
敦「姉さん!こっち!」
敦のいるトラックに走って乗り込む。
『はぁはぁはぁ……皆さん、無事でしたか』
敦「よかった、姉さんが無事で……」
乱「後は鏡花ちゃんからの連絡を待つだけだ」
トラックの中はシン、と静まりかえっていた。
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時