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その頃Aは、ポートマフィアの本拠ビル内にて拘束されていた。
見張りには、黒蜥蜴がおり、Aは椅子に縛られていた。
Aは黙ってじっと座っていた。
広「満足いただけるおもてなしが出来ずに申し訳ない、Ms.中島」
『……』
広「普段ならば女性を乱暴に扱うような事はしないのですが、これも我が組織のため……
ご理解いただけますね?」
『提案したのは此方側ですし……』
広「話しの判る方で安心しました」
その時、部屋の扉が乱暴に開くと、そこには殺気立っている中也がいた。
中「チッ、まだ探偵社の奴等は捕まえてねえのか」
広「約束の刻まであと数分あります」
中也がAに近づいてくる。
中「時間に間に合わなけりゃ、手前はうちのもんだ。判ってんだろうな?」
Aは静かに中也を睨み返した。
中「この状況でもそんな顔が出来るのか。あの太宰が惚れただけのことはあるじゃねえか。
……だがなぁ」
中也はAの髪を掴み、顔をグッと寄せる。
中「間に合わなかった瞬間、手前は二度と日の光を浴びることは出来ねえ」
『っ……』
中「精々祈ってるんだな」
中也はそう云うと部屋から出て行った。
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時