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210. ページ11

その後____________



花「うぉお〜いおいおいおい」



案の定フラれてしまうわけであって、花袋は今自宅に帰り蒲団の中で泣きわめいている。



国「全く……こうなることは判っていただろうが」



花「あぁ……しかし、これで善かったのじゃ」



国「!



……そう云う事か。莫迦な奴め」



『でも素敵でしたよ花袋さん。あんな素敵な告白、きっと相手にも少しくらい響いていますよ』



花「A殿ぉぉぉぉ!?」



花袋はようやくAに気がついたのか、蒲団から飛び出てきた。



敦「今気がついたんですか!?」



『私ってそんなに存在薄かったでしょうか……』



仮にもこの小説の主人公……などと云っているが無視しよう。



花「な、ななな何故貴方がここへ!?」



『花袋さんが泣きながら走っていくから心配になったんじゃないですか』



花「わ、儂の心配を……?貴方が……?」



花袋は頬を赤らめ目を輝かせた。



敦「でも姉さん、なんであんな処にいたの?」



『え?あ、あぁ………ちょ、ちょっとね;』



Aは後ろめたい事でもあるのか、頬を赤らめていた。



敦「姉さん、さっきから腰さすってるけど、痛いの?」



『へ!?ち、違うの!これは昨日酔って太宰さんが!……あ』



Aの失言に一同無言になる。



その後間もなく、花袋は本気で泣きじゃくったという。



国「こいつが絡むといつもこうだ。次はどうするか……」



『す、すみません……私が花袋さんに謝りますよ』



国「やめろ、火に油を注ぐようなものだ。



とりあえず、あの唐変木を一発殴らないと気がすまない」



敦「あぁ……太宰さん完全なとばっちりだな;」

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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時

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