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4日ぶりの横浜は変わりなく、今日も平和だった。
マフィアが平和なんて口にするのは少しおかしいとは思うが、事実なので仕方がない。
本部に入ると、黒服の構成員達が一斉に頭を下げる。
「首領、赤瀬秘書、お帰りなさいませ」
森「私達が留守中、何事もなかったかね?」
「梶井さんがまた研究室を爆破させました」
『これで15回目ですね。彼の部屋だけ爆弾に耐久性のあるものにかえましょうか』
森「梶井君にも困ったものだ」
『首領、私は執務室にて報告書を終わらせてきます』
森「頼んだよ」
Aは首領に一礼し、自分の執務室に戻った。
中に入ると、出張前に片付けた書類と、出張中にたまった書類が机の上を埋め尽くしていた。
『今日中には無理ですかね……』
いつもの仕事に戻ったAは、早速仕事を進めていった。
数時間後___________
書類の方も段々減っていき、一息ついていた。
その時部屋の扉が叩かれる。
『どうぞ』
中「よう、仕事終わりそうか」
『中也……えぇ、今ようやく一段落ってところよ。
今日中に終わらせようと思ってたけど、無理っぽいわね。
明日は学校には行かないでこれを終わらせることにしたわ』
中「じゃ、残りは明日でいいな」
中也はAの腕を引いてソファに座らせた。
『どうしたの?そんなに寂しかった?』
中「あたりめえだ、予定より一日多く滞在しやがって」
『ごめんね、本当はすぐにでも帰りたかったのだけど』
中「エリス嬢だろ、わかってる」
『ふふ、さすが中也』
中「無事に帰ってきてよかった、今日はとことん俺につきあえよ?」
『もちろんそのつもりよ』
中也とAの唇が重なったその瞬間_______
エ「Aー!京都で買ったこのスイーツ甘くないわ!」
エリスが急に入ってきて丁度二人のキスの直前を見てしまう。
エ「あら、お邪魔だったみたいだから帰るわね
リンタロウー!Aと中也がー!」
『エリス嬢ー!』
Aが呼び止めるよりも先にエリスは行ってしまった。
中「まさかエリス嬢に見られるとはな……」
『はぁ……エリス嬢の教育に悪いと怒られてしまいそうですね』
中也とAはなんとも言えない表情で笑っていた。
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ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時