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「 お〜ナマズちゃんようやく復活？」
「 改めて見ると本当に大きいですね、イリエワニと言うのは」
「 ……寮生が怖がっているのでそろそろ人間の姿になりなさい」
先生の言う通り、アズールの口経由で渡された魔力のお陰か、ようやく本来の鰐の姿になれた彼女はわかり易くえらくご機嫌で、翌日の朝に早々ジェイドとフロイドに披露していた。
身の安全を考えると良かった事ではあるが、少々複雑な気持ちになる。
「 今まで戻れなかったのにどーして戻れるようになったの？ やっぱアズールの薬が間違ってたとか？」
「 毎度毎度、Aさんが不味い不味いと嘆いていましたからね｣
「 その度にナマズちゃんキレてラウンジの冷蔵庫空にするからちょー大変！｣
飯を横取りされるのも嫌、食事を邪魔されるのも嫌、薬が不味くてキレ散らかす。上記三点だけ取り上げるとただの赤ん坊の言動かと疑われてもおかしくない。
「 保健室にいる先生が俺の身体は本来の姿に戻れるほど魔力が蓄積してないから分け与えて貰えって言われて今だけ元に戻れてる」
「 分け与えてってことは〜」
ジェイドとフロイド。二人のニヤけた視線がこちらに突き刺さる。やめろ、僕をそんな目で見るな。
すぐさまフロイドがご満悦な表情を浮かべる彼女に問う。
「 魔力はアズールから貰ったってどうやって？」
「 フロイド！！」
「 どうやってって口からだけど？」
「 A！！｣
直接止めに入ろうにもジェイドがそれを許さない。
ああ、なんで僕だけこんな赤裸々に暴露されなければならないんだ。
声を荒らげる僕を不思議そうに見つめてくる鰐に舌打ちをする。食べ過ぎで大脳皮質に支障でもきたしているんじゃないか、悪い顔した双子に話す必要なんてない。
「 唾液でいいなら別に血液でも髪の毛でも良かったんじゃねーの？それなのにわざわざ？」
「 それは…………手っ取り早かったからですよ｣
「 謎の間がありましたね。下心ですか？｣
「 下心でもなんでもいいけど俺腹減った。飯まだ？」
朝からお披露目会をし始めたのは誰だ。話が逸れると基本的に自分の力で無理やり会話をねじ曲げる癖はなんとかならないのか。しかもなんでこのタイミングで腹が減る。空気ぐらい読め。
「 あはは、ナマズちゃんは色気より食い気だって」
「 そんなに食べたいならコレでも食べててください｣
「 なにこれ…………て、また苔かよ｣
海の掃除屋かなにかと勘違いしてないか？
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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