125、十四郎の悩み(別視点) ページ27
最近Aの様子が少し変わった。
明らかにぼうっとしている時間が増えたし、書いている書類もミスが数回あった。
そうなってくると十四郎は少し心配になってきてついAを眺める。
(なんか悩んでんのか……? 総悟か? 総悟が何かしたか?? )
というかそれしか考えられない。
(最近妙に総悟、Aに対して触れ合いが多いっつうか……、他の野郎もあまり近付けさせねぇようにしてやがるし……。
…………おい、まさか。いやでも)
Aと総悟が仲が良いのは知っていた。
知っていたが、まさか……友人ではなく?
そこまで考えて十四郎はそっと視線を逸らした。
(いやいやないない。あいつら男だぜ? ない絶対ない)
そうは思うのに、観察すればするほど、もうどうみてもで十四郎はそっと一人で頭を抱えた。
(よく見りゃAも一々顔赤らめてるし、何アレ。もう出来てんの?? 出来てんの? いや流石にそれはないよね???? )
十四郎の頭は困惑と疑念で大変複雑な事になっていた。
「あー、あの二人ッスか?ちょっと引くくらい仲良いッス。特に隊長から副隊長へのスキンシップが多いッス」
「そ、そうか…。と、友達だよな? アイツら…」
「俺としては隊長はそれ以上を望んでるように見えるッスけど」
「……そ、そうか、そう、だよなぁ……」
よくA達と仲良くしている加藤の言葉は十四郎と同じ意見だった。
まだ友達である事は間違いないようだが…、総悟がそれ以上を望んでいるというのが十四郎にとって問題な気がしてならない。
(いやでも、そういうのって外部から突っ込むのはよくねぇよな? )
ここは一つ。
(俺、しーらね)
見て見ぬ振りをする事にした。
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からし(プロフ) - 猫とやぎさん» コメント有り難うございます!勉強大変だと思いますがその活力にこの小説がなれるなら嬉しいです^ - ^ 続編はもう公開してますから空いた時間にでも見に来てくださいね! (2020年5月19日 17時) (レス) id: 926dbf1062 (このIDを非表示/違反報告)
猫とやぎ(プロフ) - コメント失礼します!!学校が始まり…帰ってくれば塾…と占ツクあんまり見れてなくて死にそうになってたんですけど、この小説見た瞬間生き返りました…!!続編とても楽しみです!!!頑張ってください!!超楽しみにしてます!! (2020年5月19日 15時) (レス) id: 497823dae0 (このIDを非表示/違反報告)
からし(プロフ) - 常夏さん» コメント有り難うございます!楽しんでいただけているのなら何よりです!是非続編も宜しくお願いします^ - ^ (2020年5月18日 19時) (レス) id: 926dbf1062 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - いつもキュンキュンして楽しませてもらってます! 続編も楽しみです(^^) (2020年5月18日 12時) (レス) id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
からし(プロフ) - 猫とやぎさん» 猫とやぎさん、感想をいつもありがとうございます!無事しっかりさせたようで良かったです^ - ^ 明日は更新できない可能性があって今日多めに投稿しましたが、明日も一話くらいはあげられるよう頑張りますね!また見にきてください(*^ω^*) (2020年5月16日 22時) (レス) id: 926dbf1062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:からし | 作成日時:2020年5月6日 21時