受信メールpart3【赤葦京治】

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｢ちょっ、A……｣

｢私が羨ましく思ってる？
馬鹿にしてるんですか？｣

｢馬鹿になんてしてないよ
でも、今の話を聞く限りそう聞こえたから
侑香の周りに人が集まるから羨ましく思ってたんじゃないかな？｣

｢なっ……！？
そんなこと……！！｣

｢その気持ちは、わかるから｣

｢……え？｣

｢だって、やっぱり自分の好きな人達が離れてったら悲しいでしょ？｣







京治が離れただけであんなに苦しかった




辛かったけど私には、先輩たちの支えもあった





でも、由佳里ちゃんにはそれすらなかったんだ



周りがみんな敵に見えちゃうぐらいに余裕なんてなくなっていたんだ






それを思うと、一方的に責めるのはおかしいと思った








｢きっと由佳里ちゃんのことだけを見てくれている人もいるよ｣

｢そ、そんな人いるわけない！！
みんな、私よりも侑香先輩の方が……｣

｢違うよ、由佳里！
由佳里が知らないだけで、2年みんな由佳里の実力を認めてた｣

｢え？｣

｢私なんかよりも由佳里の実力を認めてたよ
2年だけじゃない、3年生だって……！｣






侑香がそう言うと、由佳里ちゃんはポロポロと涙が零れ落ちていた

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