４話 ページ4
【翌日】
結局 昨日は石橋と吉村は見つからなかった。
石橋と吉村なんて高校生は存在しないのだから当たり前だが、
そんな事を知らない開久生は今日も捜索にあたる。
下っ端たちに探させている間、佐々木たち数人は溜まり場に残っていた。
そこへ 谷口が今朝あったことを武勇伝のように話し始める。
谷口「いや、紅高の今井って聞いた事はあるが ふざけた奴だぜ。
開久の怖さをしらねぇとはよｫ」
片桐「で？テメェ 二村置いて逃げてきたのか」
貴女「紅高？
あそこって確か新設校で、最高学年が2年生だよ。
ってことは、貴方より年下だけど大丈夫？」
谷口「いやいきなりだったからよ、
こっちも体制出来てねぇ...ッ！！」
全てを言い終わる前に片桐が蹴りを入れた。
地面に転がっている谷口の腹部を何度も蹴り入れる。
そんな中、佐々木はパッフェの目を塞ぎ暴行を見えないようにしていた。
貴女「わぁー、暴力的ぃー」
片桐「開久はなぁ、ボンクラの集まりだ。
喧嘩で負けたらお終ェなんだよ！！
今日中に今井って野郎連れて来いコラァ！！」
片桐が怒ったことにより、空気に緊張が走る。
殴られた下っ端は
なんで俺が…
とボヤいているが、片桐の機嫌は悪くなる一方だ。
そんな中、相良が口を開いた。
相良「まあまあ智司。
おい、喜べ俺がついて行ってやるよ」
そう転がっている下っ端に優しく声をかける相良。
ただその表情は優しさなんか微塵も感じられず、
楽しい遊びを見つけたようだった。
相良「落ち着けよ智司。
腹減ってんだろ？何か買いに行こうや」
片桐「俺ｧ 仲間見捨てる奴がムカつくんだよ」
相良「あー、わかるわかる」
貴女「私も行く〜!
相良なんか奢ってよ」
相良「テメェで買え」
貴女「えー、優しくないなぁ」
なんて先ほどのピリついた空気とは打って変わり、3人は溜まり場を後にした。
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あかね(プロフ) - けーとせーばーさん» 遅くなりました。コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 6a4fa7f315 (このIDを非表示/違反報告)
けーとせーばー - やっほー！！これからも頑張ってね (2019年7月5日 6時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね | 作成日時：2019年6月22日 20時
