27話 ページ27
しばらくすると何を思ったのか突然溜まり場を後にしようとした。
片桐「どこ行くつもりだ」
貴女「…トイレ」
片桐「余計なことすんじゃねぇぞ」
貴女「トイレで余計なことって何？笑」
そう笑いながら出て行った佐々木の後ろ姿を見ながら片桐は数人の下っ端に声をかけた。
片桐「お前らAに着いてけ」
下っ端「え、でも便所だって…」
片桐「そんな訳ねぇだろ」
実は佐々木は トイレと偽り、軟高へ行くつもりだった。
片桐の許しが下りないのなら、黙って行けばいい。
そう考えた佐々木は
片桐に嘘をついて学校から出て行った。
しかし片桐は佐々木の嘘を見抜いており、
下っ端を監視役として佐々木の後ろをつけさせた。
貴女「あ！ねぇ、伊藤呼んでもらってもいいかな？」
そんな事を知らない佐々木は軟高へ着くと、近くにいた生徒に声をかけた。
声をかけられた生徒は佐々木が開久だとわかると、急いで三橋伊藤を呼びに行った。
佐川「伊藤さん！三橋さん！
開久のヤツが呼んでます！！」
三橋「はぁ？
開久には警察が見張ってんだろ？」
佐川「そのはずなんすけど…。
なんか、女が開久の生徒引き連れてるんすよ！
あ！でも、女は犬連れてました！」
伊藤「開久の女って事はAちゃん？」
三橋「ンだよ〜！
アイツ俺らを捕まえる気ねぇんじゃねえの？」
理子「三ちゃん行く必要ないわ！」
三橋「だよなぁ！」
伊藤「それでいいのかなぁ…」
三橋は行かないと決めたが伊藤は悩んでいた。
なぜ伊藤の決心がつかないのか、
それは彼自身まだ佐々木のことを信じられなかったから。
昨日自分の頭を空き瓶で殴ったようなヤツな仲間なので無理もない。
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あかね(プロフ) - けーとせーばーさん» 遅くなりました。コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 6a4fa7f315 (このIDを非表示/違反報告)
けーとせーばー - やっほー！！これからも頑張ってね (2019年7月5日 6時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね | 作成日時：2019年6月22日 20時
