14話 ページ14
相良「どうなってんのこれ」
貴女「私にもわからない」
やっと口を開いた相良はこの状況に抱いた疑問を 素直に表した。
佐々木も思ったままの素直な返答をした。
伊藤「あ？てめぇ！
いつまで京ちゃんの手握ってんだ！！
俺だって…俺だって…めったに握ったことねぇんだぞ！！」
貴女「え、怒るところそこなの？」
変なところでキレた伊藤に 相良はニヤニヤしながら腕を離した。
腕が自由になった京子は泣きながら伊藤に抱きつく。
抱きつかれた伊藤は幸せそうな顔をしている。
学校では浮いている存在の佐々木だが、この状況では一番の常識人と化していた。
伊藤「で、君もこんな所に居たら危ないよ？」
貴女「あ、私を認識した」
伊藤「もしかして 君もコイツらに…？」
貴女「あー…まぁそんなところ 笑」
相良「あ？」
佐々木に話しかけた伊藤。
そんな彼に佐々木は 京子に合わせて"たまたま喧嘩に居合わせた女の子"のふりをした。
相良「テメェ 軟校だよな。
三橋ってヤツ、知らねェ？」
伊藤「三橋に何か？」
相良「あのクソ卑怯者がよォ、この俺様に 後ろから蹴り入れやがったんだよ。
あのブタ野郎。
グチャグチャにして人の道ってのを叩き込んでやろうと思ってさァ」
貴女「え、相良に人の道教えられるとか絶対イヤ」
そう言った相良の雰囲気にデートどころではないと感じた伊藤は、
自分は相良をケチャケチャにしてからデートすると言い京子を逃がした。
最後の最後までイチャつき ぶりっ子だった京子がだんだん面白くなってしまい、ついに佐々木も京子の演技にのった。
京子「Aちゃん、ばいばぁい！」
貴女「うん!また今度 遊ぼうね！」
そう別れを告げると京子はちょこちょこ走りながら明美が待つ建物に行った。
伊藤が見えなくなった途端、さっきの可愛い京子は居なくなり 再びスケバンの京子に戻ったのを知るのは明美しかいない。
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あかね(プロフ) - けーとせーばーさん» 遅くなりました。コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 6a4fa7f315 (このIDを非表示/違反報告)
けーとせーばー - やっほー！！これからも頑張ってね (2019年7月5日 6時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね | 作成日時：2019年6月22日 20時
