俺はあの日恋をした【国見英】

5話 ページ6

『あー…そうだなぁ』








国「何かやりたくない理由があるんですか？」








なんか聞き方があれだけど
理由があった方が及川さん達に話しやすいし








『んー…別にやりたくないとかじゃないんだけど…まぁとりあえず考えてみるよ』






保留か








国「そうですか、分かりました」







_______________







昨日はほんとさんざんだった…









『あ、国見くん！こんにちは』









うわぁ今は会いたくなかったー









国「どうも…」









『会いたくなかったーみたいな顔してるねw』









国「ｿﾝﾅｺﾄﾅｲﾃﾞｽﾖｫｰ(棒)」








エスパーか何かですか









『国見くんって結構面白いよねwww』









国見「それはどうも…」








『っww』








国「何で笑ってるんですか」









『いやww思い出し笑いw』









国「絶対昨日のことですよね」









『いやwそんなことないそんなことないw』









そんなことあるんですね、分かりました
もう全部及川さん達のせいにしてやる←









国「あの、マネージャーの件ですけど、俺がなって欲しくてとかそーゆーのじゃなくて、及川さん達に言われただけですから」









『そうなんだ…じゃぁ国見くんは私にマネージャー…して欲しくないの？』









思っていた返事と違って俺は焦った









国「っ！え、いや、そういうことじゃなくて…！」









『あははw分かってるよw』








「可愛いなぁ国見くんはw」とか何とか笑って言ってる橘先輩にちょっとイラッと来た俺は先輩をグイッと引き寄せて、顔を近づけた。










国「じゃぁ…俺のためにやってくださいよ」









『なっ！』







返事に困ったのか、先輩は少し顔を赤くしてそっぽを向いた






国「引き受けてくれるんですか？」









俺がニヤリと笑いながら聞くと『そういうの良くない！』と言われた









国「ははは、冗談です。そろそろ戻らないと授業始まりますよ」









『そ、そうだね、じゃぁまたね』






先輩は駆け足で去っていった









少し顔を赤くした先輩にドキッとしたのは黙っておこう…

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