検索窓
今日:2 hit、昨日:27 hit、合計:127,375 hit

 ・  ページ8

.



説明を受けたAは納得して頷いた。





「……悪ぃ」



『良いよ。俺も兄さんを殺そうとしてたし。止めてくれてありがとう』



「A……」









「良いですね、兄弟って」



「A君、心が広いねぇ」



「和んでいる場合ではないぞ。犯人の居場所がまだ分かっていないんだ」



「チッ……手前は高みの見物で、やばくなったら雲隠れって訳か」



「どうしましょう……」





打つ手なし、と国木田達が困っていると、そろーっとAが手を挙げた。





『あの、その死神って異能力者の居場所、俺知ってます』





「「何っ!?」」



『相手が異能を掛ける時、俺に触れたんです。その時、住所とか名前とか情報が読めたので』



「す、凄い、A君」



「そうとなれば、今からそいつの所に――」





そう云って立ち上がる中也。

すると、Aはすかさず外套を掴んで止めた。





『兄さんは駄目』



「はぁっ!? 何でだっ!?」



『だって兄さん、相手殺しちゃうでしょ』



「……しねぇよ」



『はい嘘』





Aは笑って中也の頬を摘まむ。





『ムカついているのは分かるけど、今回は探偵社に任せよう』



「…………」





中也は眉間に皺を寄せて、見るからに不機嫌な顔になる。

無言が続く中也に、見ている国木田と敦が冷や冷やしながら見守った。





「…………仕方ねぇな」





漸く中也が折れると、勝ち誇った様にAが笑った。





それから、Aから犯人の情報を貰った探偵社は、すぐに拠点へ向かい犯人を確保された。



.

トップ2エンカウント【ぴの様、もふもふ。様リクエスト】→← ・ 



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
349人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソルト(プロフ) - この作品にてねこぱふぇさんの作品を全て読み終わりました。どの作品も面白く1日で読み終わってしまいました…これから2週目に入ります。今後のご活躍を期待させていただきます。 (2019年6月14日 0時) (レス) id: 61b043fd1c (このIDを非表示/違反報告)
鶴媛(プロフ) - ネコぱふぇさん» 弟君の幼女化ありがとうございました!!弟君シリーズすごく好きです!!これからも応援しています! (2019年4月30日 21時) (レス) id: 3faee80352 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごん子 - 獄都事変とコラボしてガッツポーズしたのは私だけじゃないはず (2019年4月29日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 大阪さん» すみません。バチカン奇跡調査官は詳しくないです。 (2019年4月29日 10時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - リクエスト、まだ大丈夫でしょうか?バチカン奇跡調査官とのコラボがみたいです… (2019年4月29日 5時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2019年3月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。