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視線を送ると、緑色の服と光る刃が見えた。

刃がAの前を通り過ぎると、女の金切り声が聞こえ、苦しさから解放された。





その場に尻餅をついて勢い良く咳き込む。

息を整えながら前を向くと、日本刀を持った制服の男が立ち、女を見据えていた。





「亡者が生者に危害を加えるのはご法度だ。お前は此処で罰する」



「いやぁ……そんなの、ワタシは……」





腕を斬られた女は怯えながら後退る。

すると、女の姿が揺れたと思えば、ふわりと霧散した。





『き、消えた……』



「気配も消えたか」





男は呟き、刀を鞘に納めて振り返った。

Aと余り歳が変わらない青年は、青い瞳で此方を見下ろした。





「斬島、大丈夫か?」





するとそこに、青年――――斬島と同じ制服を着た男がもう一人走って来た。





「佐疫」



「亡者は?」



「消えた。気配も無くて追えそうにない」





斬島と男――――佐疫が話している姿を、Aは呆然と眺める。





「――で、その子は?」



「亡者に襲われていた」



「そうか……大丈夫かい?」





佐疫はAに声を掛け、手を差し伸べた。





『あ、ありがとうございます』





Aは佐疫の手を取った。









――閻魔庁、外部機関、特務室、獄卒、佐疫……。









そんな言葉が、Aの頭に入って来た。



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ソルト(プロフ) - この作品にてねこぱふぇさんの作品を全て読み終わりました。どの作品も面白く1日で読み終わってしまいました…これから2週目に入ります。今後のご活躍を期待させていただきます。 (2019年6月14日 0時) (レス) id: 61b043fd1c (このIDを非表示/違反報告)
鶴媛(プロフ) - ネコぱふぇさん» 弟君の幼女化ありがとうございました!!弟君シリーズすごく好きです!!これからも応援しています! (2019年4月30日 21時) (レス) id: 3faee80352 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごん子 - 獄都事変とコラボしてガッツポーズしたのは私だけじゃないはず (2019年4月29日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 大阪さん» すみません。バチカン奇跡調査官は詳しくないです。 (2019年4月29日 10時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - リクエスト、まだ大丈夫でしょうか?バチカン奇跡調査官とのコラボがみたいです… (2019年4月29日 5時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2019年3月24日 23時

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