【文スト】一般人の中原です その二

一般人中原と紙使い少女【空様リクエスト】 ページ14

※紙使い少女の名前は「美月(みづき)」愛称「みっちゃん」で固定します。

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「「げっ」」









偶然の遭遇だった。

武装探偵社、太宰治。

ポートマフィア、中原中也。

双方、苦い顔をして立ち尽くす。









「何でまた……」





「全く最悪……」









ケッ！ とお互いに顔を逸らす中、傍らに立つ少年少女が近付く。









「お久し振りですね、Aさん」





『どうも、美月ちゃんも元気？』









「「……は？」」









我が部下、我が弟が仲睦まじく会話を始めた。



それを見て太宰と中也が目を丸くする。









「え、君達そんな仲良かったっけ？」





『俺、偶に【うずまき】にバイトで来ますから』





「同い歳ですし、敦さん達とも話をしたりますよね」





「へ、へぇそう……」









それにしても、二人距離近くない？ と、視線を向ける太宰。









「つか、何で手前等が此処に」





「何で君に話さないといけないのさ」





「あのお店へ買い物です」





「みっちゃん、何で云っちゃうの？」





『え、そうなの？ 俺達もあの店で買い物なんだ』





「Aっ……お前余計な事を……」









太宰と中也が頭を抱える中、美月とAは「奇遇ですね」「そうだね」と微笑んでいた。



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