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『……わかった、話す。話すから、スマホ返して、』
そう言ってスマホを奪い返そうとすると、それをひょい、と上に持ち上げられ、手が空を切った。
「…ダメだよ。返したらAちゃん、すぐ連絡するでしょ?…グクくんに」
『……それは、』
口篭る私を見て、テヒョンくんがまた笑った。
「……行こっか、Aちゃん、」
『………、』
観念した私は、テヒョンくんに大人しくついて行った。
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そうして私たちは、カフェテリアに来た。
タイミング悪く、と言うべきか、私たち以外の利用者の姿はない。
端の目立たない席にふたりで腰を下ろした。
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「……わぁ。大学入ってはじめて、トモダチとここ来たよ。」
『…テヒョンくん、話って?』
「…そんなに焦らなくても。寂しいな、」
そう言うテヒョンくんは、本当に寂しそうな面持ちだ。けど今、私に誰かを気遣う余裕はない。
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『…本当に、なんの用で私を呼んだの』
少し冷たく突き放したような言い方になってしまった。言いすぎたかな、なんて少し目を伏せる。
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それから何も言わないテヒョンくん。
ちら、と目をやれば、彼も同様に俯いていた。
そして小さな声で呟いたのである。
「……
トモダチって、用がなきゃ会っちゃいけないの?」
『……え、』
拍子抜けした答えに、思わず脱力した。
トモダチ、?
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ちむたろう(プロフ) - さきさん» えぇ、嬉しすぎます!さきさんのストライクゾーンを無事射抜けたようで嬉しいですふふふ!(⌒-⌒)「?」本当に気に入って頂けたみたいで嬉しいです!ありがとうございます.......!! (2020年3月10日 16時) (レス) id: 480aaa9b57 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ところどころ、「?」につながっているところとかこの犯人が誰かわからない、ちょっと身震いしそうな物語マジでストライクゾーンです。素敵な作品ありがとうございます!!もう私の頭からはストックホルム症候群は離れそうにないです(( (2020年3月9日 22時) (レス) id: 71073e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたろう(プロフ) - いつきさん» いっちゃん…あんた嬉しい事言って…!!!(誰だよ ありがとう!そんなふうに言ってくれて嬉しい!!更新頑張るよ!最後に言わせて、すき(はーとはーと) (2020年2月18日 23時) (レス) id: 4df5af503c (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - すごい引き込まれています…凄すぎます。毎日毎日更新される通知が来るたび見ています、本当に大好きな小説です…。これからも応援しています、頑張ってください( ; ; ) (2020年2月18日 23時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたろう(プロフ) - さくらんぼさん» さくらんぼさん!『最後の手紙』、大好きです!(●´▽`●)コメントありがとうございます!嬉しいです!ユンギさんですか…!ふふ、最後までお付き合いくださいね(¯v¯)!素敵なコメントありがとうございました! (2020年2月18日 22時) (レス) id: 4df5af503c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uni x他1人 | 作成日時:2020年2月15日 17時