フローシング2 ページ3
他人と喋れないなりに必死に頑張って答えたのにね？おかしくない？
いや、確かにちょっと煽りすぎた自覚はあるけどさ。コミュ障だから許して。コミュ障だから。
「……まぁ後は話の通り、なんか勝手に腕切ってドン引きしてたら人が来た」
「馬鹿なノ？」
開口一番それか。
「Aのクセに呼び出された時点で予測出来なかっタ？」
「なにが私のクセになのか聞いていい？……まあ、『爆弾』はあるよ。一応ね」
ただ取り扱い要注意の上私どころか周りまで巻き込んで爆殺しかねない代物だからおいそれとは使えないんだよ。
「ふぅン……じゃあどうするノ？ぶっちゃけAの噂かなり酷いヨ？今まで人間関係を怠ってきた罰ダネ、擁護する人が殆どいなイ」
「……それは仰る通りでございます…」
確かに私は今まで他の人と関わる事を極端に避けてきた。
転校して数ヶ月立ってるにも関わらずクラスで誰一人として喋ったことないし、そもそもプロデュースだって夏目頼りでSwitchしか出来てないし、
……あー、ほんとに何もしてないなぁ、私。
行動には対価が伴う。
人間関係を拒否し逃げ続けた私のツケはいつか払わなければいけない。
けど別に今じゃなくてよくない？
ほら、だって私Switchしかプロデュース担当してないしさぁ、別にほかの人に邪険にされても構わな───
ぴんぽんぱんぽーん
と軽い音がなって、瞬時に低く張り詰めた声が校内中に響いた。
『1年A組薬袋A。至急生徒会室に来るように』
……これもまたツケなのだろうか。
流石アイドルと言わんばかりの張りのある声をいかんなく発揮したドスの効いた有無を言わせない副会長さんの声に戦慄が走る。
そういえばもう3時間目終わってた。
「………無視していいかなぁ」
「いいんじゃなイ？どうなっても知らないけド」
だよね〜
そーそー、どうせ信用なんてとっくの昔に地に落ちてるんだから今更呼び出しに応じなかった程度でなんともなくない？
だーれが行くかそんなモン───
「A、携帯鳴ってるヨ」
「あ、ほんとだ。……非通知？誰だろ」
『あ、もしもしA？僕だよ。君の事だから敬人の放送じゃ絶対来ないと思ったからこうして電話で伝えるね。今日の放課後、必ずガーデンテラスに来ること。これは命令だよ。来なかったらどうなるかはわかるよね？君の居場所なんて大体わかるんだから。じゃあね』
……そういやあいつに番号教えてたっけ。
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翔。(プロフ) - 好きです！！最高に面白いです！！エリートヒキニート最高！ (2019年1月20日 6時) (
レス) id: 63a2837fb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ♪咲那♪さん» わーいありがとうございます(^o^)/頑張ります！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - おもしろくて続きが気になったのでこれからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月7日 22時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年4月7日 1時
